顔にやけどを負い、自殺願望まであった女性 メイクで人々に勇気を与える By - grape編集部 公開:2016-06-19 更新:2018-05-23 メイク Share Post LINE はてな コメント 出典:YouTube アメリカ・メリーランド州に住むシャローム・ヌカームさん、20歳。彼女がInstagramやYouTubeで公開しているメイクアップ動画は、世界中の人から人気を博しています。 人気の理由は、メイクの技術が素晴らしいこと。そしてもうひとつは、彼女の生い立ちにありました。 Shalom Blac🇳🇬🌐🇺🇸さん(@makeupbyshalom)が投稿した写真 – 2016 5月 3 9:58午前 PDT それは、生まれ故郷であるナイジュリアに住んでいた時のこと。当時9歳だったシャロームさんはある日、家族で営んでいた飲食店で油をかぶるという事故に遭ってしまいました。 頭の上や顔、左の肩など多くの場所に重いやけどを負った彼女は、急きょ病院に搬送されました。4ヶ月もの間治療を受け退院した彼女に待っていたのは、つらい現実でした。 髪の毛がなくなり、耳が顔にくっつき、顔全体にやけどの跡が残ってしまったシャロームさん・・・。そんな彼女を見て、周囲の人たちは彼女を避けたり、時にひどい言葉を投げかけたのです。 Shalom Blac🇳🇬🌐🇺🇸さん(@makeupbyshalom)が投稿した写真 – 2015 1月 21 9:20午後 PST 中学校でも外見を理由にいじめを受け、元気な少女だったシャロームさんは人前に出ることを拒むように。自殺願望まで抱いていたと言います。 そんなある日、13歳になった彼女は絶望の淵で『とあるもの』に出会いました。そう、メイクです。 「学校でいじめられないように、私はメイクを始めたの。 メールやメイク講座の動画を使って、世界中のいろいろな人に教えてもらったのよ」 それからシャロームさんは、毎日メイクをするようになりました。すると、次第に彼女の表情は明るくなり、元気な性格を取り戻し始めたのです。 20歳になった現在、インターネットに動画や写真を公開しているシャロームさん。過去の自分と同じように、容姿に自信が持てない人を勇気付けたいのだそうです。 「メイクのすてきなところは、ルールがないところ。そしてなにより、鏡で自分の姿を見た時元気にさせてくれます。 私はメイクをしているから幸せなのではなく、自分を愛すことができたから幸せなのです」 動画を見ている人たちへ、シャロームさんはこう語りかけます。『素晴らしいメイクを愛する』よりも、『メイクをした素晴らしい自分』を愛して欲しいと。 かつては人に見せたくなかったやけどを、今では人々に勇気を与えるために自ら見せているシャロームさん。彼女の素晴らしい行動と思いやりは、きっとこれからも多くの人を救っていくことでしょう。 出典 POWER OF MAKEUP COLLAB WITH | YUNNIEROSE/makeupbyshalom Share Post LINE はてな コメント
アメリカ・メリーランド州に住むシャローム・ヌカームさん、20歳。彼女がInstagramやYouTubeで公開しているメイクアップ動画は、世界中の人から人気を博しています。
人気の理由は、メイクの技術が素晴らしいこと。そしてもうひとつは、彼女の生い立ちにありました。
それは、生まれ故郷であるナイジュリアに住んでいた時のこと。当時9歳だったシャロームさんはある日、家族で営んでいた飲食店で油をかぶるという事故に遭ってしまいました。
頭の上や顔、左の肩など多くの場所に重いやけどを負った彼女は、急きょ病院に搬送されました。4ヶ月もの間治療を受け退院した彼女に待っていたのは、つらい現実でした。
髪の毛がなくなり、耳が顔にくっつき、顔全体にやけどの跡が残ってしまったシャロームさん・・・。そんな彼女を見て、周囲の人たちは彼女を避けたり、時にひどい言葉を投げかけたのです。
中学校でも外見を理由にいじめを受け、元気な少女だったシャロームさんは人前に出ることを拒むように。自殺願望まで抱いていたと言います。
そんなある日、13歳になった彼女は絶望の淵で『とあるもの』に出会いました。そう、メイクです。
「学校でいじめられないように、私はメイクを始めたの。
メールやメイク講座の動画を使って、世界中のいろいろな人に教えてもらったのよ」
それからシャロームさんは、毎日メイクをするようになりました。すると、次第に彼女の表情は明るくなり、元気な性格を取り戻し始めたのです。
20歳になった現在、インターネットに動画や写真を公開しているシャロームさん。過去の自分と同じように、容姿に自信が持てない人を勇気付けたいのだそうです。
「メイクのすてきなところは、ルールがないところ。そしてなにより、鏡で自分の姿を見た時元気にさせてくれます。
私はメイクをしているから幸せなのではなく、自分を愛すことができたから幸せなのです」
動画を見ている人たちへ、シャロームさんはこう語りかけます。『素晴らしいメイクを愛する』よりも、『メイクをした素晴らしい自分』を愛して欲しいと。
かつては人に見せたくなかったやけどを、今では人々に勇気を与えるために自ら見せているシャロームさん。彼女の素晴らしい行動と思いやりは、きっとこれからも多くの人を救っていくことでしょう。