チーズバーガーにキス! 自閉症の少女を救ったスタッフの神対応に涙 By - grape編集部 公開:2016-07-01 更新:2018-05-31 神対応自閉症 Share Post LINE はてな コメント 出典:Facebook 少女がチーズバーガーにキスをする写真。 この1枚の写真にまつわるエピソードが、世界中で感動を呼んでいます。 Facebookに投稿された感動エピソード アメリカに住むアンナ。ある日、夫と7歳になる娘のアリアナちゃんと一緒にハンバーガーショップ「Chili’s Grill & Bar」を訪れます。 テーブルに着くと、ウェイトレスのローレンが注文をとろうと近づいてきます。 「ピクルス入りのチーズバーガーをちょうだい!」 アリアナちゃんは、ローレンがオーダーを聞く前にこう言いました。アリアナちゃんチーズバーガーが大好物なのです。 ローレンは「分かったわ。スグに持ってくる」と快諾。数分後、アリアナちゃんの前にはオーダー通り、ピクルス入りのチーズバーガーが到着しました。 しかし、アリアナちゃんはチーズバーガーに全く手を付けようとしません。母親のアンナは心配になって聞いてみると、こう答えました。 「だって、このチーズバーガーは壊れているから。壊れていないのが食べたいの」 そこでアンナは初めて娘が感じていた不満に気付きます。運ばれてきたチーズバーガーは、食べやすいように半分にカットされていたのです。 いつもと違ったことを嫌う自閉症 実はアリアナちゃんは自閉症で、いつもと違う手順や、いつもと違う事柄を嫌います。ほんの些細な違いが、アリアナちゃんのルーチンを壊してしまうからです。 ローレンが伝票を持って、再びテーブルにやってきた時、アンナは遠慮しながらこう尋ねました。 「もう1つチーズバーガーを注文できるかしら? できればカットせずに持ってきてほしいの」 困惑した表情を見せるローレンに、母親であるアンナは「アリアナちゃんが自閉症であること」「半分に切ったチーズバーガーを『壊れている』と認識して食べられないこと」を丁寧に説明しました。 そして、「追加したチーズバーガーの分の代金ももちろん払うわ。だって、最初に持ってきてもらったチーズバーガーには何の問題もないのだから」と伝えました。 「ウェイトレスは気分を害すかもしれない」というアンナの心配をよそに、ローレンは笑顔でアリアナちゃんにこう語り掛けます。 「壊れたチーズバーガーを持って来て、本当にごめんさないね。すぐに新しいのを持ってくるわ」 このローレンの優しさがとても嬉しかったと、アンナは後に語っています。ただ、黙ってお皿を下げてしまえば、アリアナちゃんが混乱してしまうかもしれないからです。 しかし、「Chili’s Grill & Bar」の気遣いはこれで終わりません。今度は店のマネージャーのブラッドレーがやって来て、アリアナちゃんにこう言いました。 「お客様、大変申し訳ございませんでした。すぐに壊れていないチーズバーガーを持って参ります。お待ちいただく間、召し上がっていただくためにフライドポテトをお持ちしてもよろしいでしょうか?」 この粋な対応がアリアナちゃんの心を開きました。数分後、ローレンが持ってきた「壊れていないチーズバーガー」にアリアナちゃんはキスをして、こう語り掛けます。 I want to share the experience that my husband, 7 year old autistic sister and I had today at the Chili’s location in…Anna Kaye MacLeanさんの投稿 2013年3月24日 「会いたかったわ!」 そして、ローレンに「壊れたチーズバーガーを直してくれてありがとう」とお礼を伝えます。この可愛らしい小さな女の子のお礼は、キッチンを含めたスタッフ全員を喜ばせたそうです。 Facebookで拡散し共感を得る このエピソードはアンナの手によってFacebookに投稿され、多くの共感を集めています。また、店の公式Facebookでも紹介されています。 Chili’s Grill & Barに特別な自閉症対応マニュアルがあったわけではありません。ただ、純粋にスタッフそれぞれが「どうしたら喜んでもらえるか」を考え、行動したに過ぎないのです。 そして、その小さな気遣いが自閉症の少女を救いました。さらに、この素晴らしいエピソードは、世界中の多くの人々の心を温めたのです。 出典 Anna Kaye MacLean Share Post LINE はてな コメント
少女がチーズバーガーにキスをする写真。
この1枚の写真にまつわるエピソードが、世界中で感動を呼んでいます。
Facebookに投稿された感動エピソード
アメリカに住むアンナ。ある日、夫と7歳になる娘のアリアナちゃんと一緒にハンバーガーショップ「Chili’s Grill & Bar」を訪れます。
テーブルに着くと、ウェイトレスのローレンが注文をとろうと近づいてきます。
「ピクルス入りのチーズバーガーをちょうだい!」
アリアナちゃんは、ローレンがオーダーを聞く前にこう言いました。アリアナちゃんチーズバーガーが大好物なのです。
ローレンは「分かったわ。スグに持ってくる」と快諾。数分後、アリアナちゃんの前にはオーダー通り、ピクルス入りのチーズバーガーが到着しました。
しかし、アリアナちゃんはチーズバーガーに全く手を付けようとしません。母親のアンナは心配になって聞いてみると、こう答えました。
「だって、このチーズバーガーは壊れているから。壊れていないのが食べたいの」
そこでアンナは初めて娘が感じていた不満に気付きます。運ばれてきたチーズバーガーは、食べやすいように半分にカットされていたのです。
いつもと違ったことを嫌う自閉症
実はアリアナちゃんは自閉症で、いつもと違う手順や、いつもと違う事柄を嫌います。ほんの些細な違いが、アリアナちゃんのルーチンを壊してしまうからです。
ローレンが伝票を持って、再びテーブルにやってきた時、アンナは遠慮しながらこう尋ねました。
「もう1つチーズバーガーを注文できるかしら? できればカットせずに持ってきてほしいの」
困惑した表情を見せるローレンに、母親であるアンナは「アリアナちゃんが自閉症であること」「半分に切ったチーズバーガーを『壊れている』と認識して食べられないこと」を丁寧に説明しました。
そして、「追加したチーズバーガーの分の代金ももちろん払うわ。だって、最初に持ってきてもらったチーズバーガーには何の問題もないのだから」と伝えました。
「ウェイトレスは気分を害すかもしれない」というアンナの心配をよそに、ローレンは笑顔でアリアナちゃんにこう語り掛けます。
「壊れたチーズバーガーを持って来て、本当にごめんさないね。すぐに新しいのを持ってくるわ」
このローレンの優しさがとても嬉しかったと、アンナは後に語っています。ただ、黙ってお皿を下げてしまえば、アリアナちゃんが混乱してしまうかもしれないからです。
しかし、「Chili’s Grill & Bar」の気遣いはこれで終わりません。今度は店のマネージャーのブラッドレーがやって来て、アリアナちゃんにこう言いました。
「お客様、大変申し訳ございませんでした。すぐに壊れていないチーズバーガーを持って参ります。お待ちいただく間、召し上がっていただくためにフライドポテトをお持ちしてもよろしいでしょうか?」
この粋な対応がアリアナちゃんの心を開きました。数分後、ローレンが持ってきた「壊れていないチーズバーガー」にアリアナちゃんはキスをして、こう語り掛けます。
「会いたかったわ!」
そして、ローレンに「壊れたチーズバーガーを直してくれてありがとう」とお礼を伝えます。この可愛らしい小さな女の子のお礼は、キッチンを含めたスタッフ全員を喜ばせたそうです。
Facebookで拡散し共感を得る
このエピソードはアンナの手によってFacebookに投稿され、多くの共感を集めています。また、店の公式Facebookでも紹介されています。
Chili’s Grill & Barに特別な自閉症対応マニュアルがあったわけではありません。ただ、純粋にスタッフそれぞれが「どうしたら喜んでもらえるか」を考え、行動したに過ぎないのです。
そして、その小さな気遣いが自閉症の少女を救いました。さらに、この素晴らしいエピソードは、世界中の多くの人々の心を温めたのです。