「邪魔しないでください」 自閉症の息子を別室へと連れて行った男性スタッフは… By - grape編集部 公開:2016-09-06 更新:2017-12-11 自閉症 Share Post LINE はてな コメント 出典:Facebook 4人の子どもを育てるジェムさん。 「子どもたちのことを心から愛している」 そう語る優しいお母さんですが、こんな本音もあるそうです。 「小さな子どもたちを育てるのは、本当に大変で疲れてしまう時もある」 特に6歳になるリヴァーくんは自閉症です。大勢の人がいるところが苦手なので、どうしても気を使わなければならないことが多いと言います。 息子と一緒に靴を買いに行ったジェムさん ある日、ジェムさんは、リヴァーくんのシューズを購入するために、モールへと向かいます。 入ったのは「Clarks(クラークス)」というシューズブランドのショップ。 「多くの人が出入りする店内で息子が静かにしていられるか」が心配になったジェムさんは、接客に当たった男性スタッフにこう伝えました。 「息子は自閉症なの」 「多くの人がいるような場所が苦手だから、もしかしたら騒いでしまうかもしれない…大丈夫かしら?」 すると、男性スタッフは店の奥にある別室へとリヴァーくんを連れて行きます。 そして、部屋のドアノブには「邪魔しないでください」というカードをかけ、その部屋の中でリヴァーくんに合うシューズを選んでくれたのです。 その男性スタッフの心遣いが「とても嬉しかった」と語るジェムさん。 そして、「この感動を多くの人に伝えたい」とリヴァーくんがシューズを選んでもらっている様子を撮影した写真をFacebookに投稿しました。 "Last week we brought our 6 year old son, River, to the Clarks Village outlet store in Street to be measured for school…Love What Mattersさんの投稿 2016年9月2日 静かな部屋で、落ち着いてシューズを選んだリヴァーくんは、スムーズに買い物を済ませることができました。 この投稿を見た多くの人がクラークスの男性スタッフに「素晴らしい」という絶賛の言葉を贈っています。 彼はサービスの何たるかが分かっているね すぐにでもこのスタッフを昇進させるべきだ! 人として非常に素晴らしい人間なのでしょうね 自閉症は傍から見ても分からない 一般的に、自閉症の子どもは他人が見ても、自閉症であることがほとんど分かりません。 ※写真はイメージです だから、公共の場で興奮し、暴れている子どもを見た時、他人は「躾のなっていないな」と感じてしまうこともあると言います。 しかし、自閉症の子どもが一度興奮状態に陥ってしまうと、たとえ親でも簡単にコントロールができないことは、自閉症の子を持つ親であれば誰もが知っていること。 その「親」と「他人」との認識の差が、自閉症の子を持つ親を苦しめるのです。 リヴァーくんの接客に当たった男性スタッフが、自閉症についてどこまでの知識を持っているかは分かりません。しかし、人としてリヴァーくんやジェムさんを気遣い、ストレスのない状態で買い物をさせてくれました。 店員に限らず、周囲の人々が自閉症に対する認識をほんの少し深める このちょっとした気遣いが、自閉症の子ども本人はもちろん、その親を助けることにつながるのかもしれません。 出典 Love What Matters Share Post LINE はてな コメント
4人の子どもを育てるジェムさん。
「子どもたちのことを心から愛している」
そう語る優しいお母さんですが、こんな本音もあるそうです。
「小さな子どもたちを育てるのは、本当に大変で疲れてしまう時もある」
特に6歳になるリヴァーくんは自閉症です。大勢の人がいるところが苦手なので、どうしても気を使わなければならないことが多いと言います。
息子と一緒に靴を買いに行ったジェムさん
ある日、ジェムさんは、リヴァーくんのシューズを購入するために、モールへと向かいます。
入ったのは「Clarks(クラークス)」というシューズブランドのショップ。
「多くの人が出入りする店内で息子が静かにしていられるか」が心配になったジェムさんは、接客に当たった男性スタッフにこう伝えました。
「息子は自閉症なの」
「多くの人がいるような場所が苦手だから、もしかしたら騒いでしまうかもしれない…大丈夫かしら?」
すると、男性スタッフは店の奥にある別室へとリヴァーくんを連れて行きます。
そして、部屋のドアノブには「邪魔しないでください」というカードをかけ、その部屋の中でリヴァーくんに合うシューズを選んでくれたのです。
その男性スタッフの心遣いが「とても嬉しかった」と語るジェムさん。
そして、「この感動を多くの人に伝えたい」とリヴァーくんがシューズを選んでもらっている様子を撮影した写真をFacebookに投稿しました。
静かな部屋で、落ち着いてシューズを選んだリヴァーくんは、スムーズに買い物を済ませることができました。
この投稿を見た多くの人がクラークスの男性スタッフに「素晴らしい」という絶賛の言葉を贈っています。
自閉症は傍から見ても分からない
一般的に、自閉症の子どもは他人が見ても、自閉症であることがほとんど分かりません。
※写真はイメージです
だから、公共の場で興奮し、暴れている子どもを見た時、他人は「躾のなっていないな」と感じてしまうこともあると言います。
しかし、自閉症の子どもが一度興奮状態に陥ってしまうと、たとえ親でも簡単にコントロールができないことは、自閉症の子を持つ親であれば誰もが知っていること。
その「親」と「他人」との認識の差が、自閉症の子を持つ親を苦しめるのです。
リヴァーくんの接客に当たった男性スタッフが、自閉症についてどこまでの知識を持っているかは分かりません。しかし、人としてリヴァーくんやジェムさんを気遣い、ストレスのない状態で買い物をさせてくれました。
店員に限らず、周囲の人々が自閉症に対する認識をほんの少し深める
このちょっとした気遣いが、自閉症の子ども本人はもちろん、その親を助けることにつながるのかもしれません。