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6歳少年「オバマ大統領へ。シリアのあの男の子を僕の家に呼んでください」 その真意とは!?

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Facebook

内戦状態が続くシリア北部の都市アレッポ。空爆で家は破壊され、多くの人が住む場所さえ失っています。

そんな状況を象徴するかのような1人の少年の姿が、捉えられたのは2016年8月のことでした。

連日、テレビなどのメディアで報じられたので、覚えている方もいらっしゃると思います。

あまりにも痛々しい姿に、思わず目を背けてしまいたくなるような少年の写真。

血と砂にまみれながら、座って手当てを待っていた5歳のオムラン・ダクニシュくんの姿は、多くの人に「戦争の悲惨さ」と「戦争の無意味さ」を伝えました。

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6歳の少年が大統領へ宛てた手紙

こういったシリアの現状をテレビなどで知ったアメリカのニューヨークに住む6歳の少年、アレックスくん。

こんな動画で、オバマ大統領へメッセージを送りました。

オバマ大統領へ

シリアで救急車に乗っていた、あの男の子を覚えていますか?
あの男の子を僕の家に呼んでくれませんか?
旗とお花と風船を持って待っています。

あの男の子の家族になって、僕はお兄ちゃんになります。
妹のキャスリンは、あの男の子にチョウを捕まえてあげます。
学校では、オマーというシリアから来た僕の友達を紹介してあげます。
誕生日会にも招待します。
僕たちは他の国の言葉を教えてもらいます。
日本から来ている友達にしているように、僕らは英語を教えてあげます。

どうかあの男の子に、お兄ちゃんの名前はアレックスで、僕は君と同じくらい優しいって伝えてください。

オモチャを持って来ることはできないだろうと思うから、キャスリンが大きくて青と白のストライプのうさぎをシェアしてくれるって言っていることを伝えてください。
僕は自転車を貸してあげて、乗り方だって教えてあげます。
算数の足し算や引き算も教えてあげます。
キャスリンのペンギンの形をした緑色のリップグロスの匂いも嗅がせてあげます。
これはキャスリンの宝物で、誰にも触らせていないんだけど、君なら大丈夫だよ。

ありがとうございました。
あの男の子が僕の家に来ることを楽しみにしています。

アレックス
6歳

Facebook ーより和訳

この手紙に感銘を受けたオバマ大統領は、自身が主宰した「国連難民・移民サミット」で、アレックスくんの手紙の一部を抜粋して読み上げました。

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また、自身のFacebookページで、こんなメッセージと共に、アレックスくんの動画を公開しています。

ニューヨーク州スカーズデールに住む6歳のアレックスくんは、アレッポの空爆で、救急車の座席に血まみれで座る少年に衝撃を受け、心を痛めていました。

アレックスくんは、私にこんなメッセージを送ってくれました。
私はその感動的な手紙を、「国連難民・移民サミット」で読み上げ、世界中の人々にシェアしました。

アレックスくんは、5歳の男の子オムランくんを家族に迎えたいと綴っています。
「一緒に遊んであげたい。5歳の男の子を家族に迎えたい」と。

純真な心を持ち、相手を批判したり、怖れたりする心を持たない6歳の少年の言葉です。
相手がどこから来て、どんな顔をして、どんな祈りをするかなど彼にとっては全く関係のないことなのです。

我々、大人たちもアレックスくんのようになろうではありませんか。

もし、アレックスくんのような心を持つことができたら、世界がどんな場所になるか想像してみてください。
どれだけの命を救うことができるか、想像してみてください。

Facebook ーより和訳

とても素直なアレックスくんの気持ちは、多くの人の心に響きました。

オバマ大統領のFacebookページで公開された動画は、約2500万回も再生され、42万以上のコメントが寄せられています。

出典
President Obama

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