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表参道駅に隠された幻のホームに潜入! そこには懐かしい昭和の駅が残っていた

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:東京メトロ 銀座線リニューアル情報サイト

現在、改良工事中の東京メトロ銀座線の秘密を紹介していく「銀座線探偵団」。

今回は表参道駅に現存する”旧表参道駅ホーム”に潜入します。銀座線新橋駅にある幻のホームは有名ですが、実は表参道駅にもあったんです!

しかもその場所は、現在使われている表参道駅のホームの奥。かつて昭和の時代に利用されていた旧駅が現在もひっそり眠っているのです。

今回、普段乗客は立ち入ることのできないこの空間にカメラが潜入。そこでは、いったいどんな風景を目にすることができるのでしょうか。


ここは、東京メトロ表参道駅(B4出口)。

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銀座線表参道駅のホームにやってきました。旧表参道駅ホームがあるのは渋谷駅側です。どこにあるのか、見てみると…

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写真に注目! 左側の明るい部分は現在使われている表参道駅ホームです。その奥にやや薄暗い空間が見えますよね?

ここが、以前使われていた旧表参道駅のホーム。現在は使われておらず、当時のままの姿で残っています。

図面で位置関係を見てみましょう。

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黄色く楕円で囲った部分が現在表参道駅ホームがある位置。その左にあるのが、旧表参道駅ホームです。

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現ホーム側を背にして旧表参道駅を眺めるとこんな風景が! ホームの様子は現役の駅とそれほど違わないように思えます。

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すこし旧ホームの壁に寄ってみると、右側に「千代田線」の方向を示す掲示が見えます。

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現在の銀座線表参道駅は、千代田線には改札内で乗り換えができますが、旧ホームが使われていた時代は一度地上に出て、また別の階段を降りなければなりませんでした。

それでは、ちょっと旧表参道駅のホームを歩いてみましょう。

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これは水道の蛇口があった跡。

夏の暑い日にはノドを潤すオアシスだったのかも。

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壁には「すいがら入れ」の位置を指示する掲示が。現在では考えられませんが、当時のホームは喫煙可能。プカーッと一服しながら電車を待っていたのでしょうか。

それではここで、旧表参道駅が使われていた頃の写真を見てみましょう。昭和51年、11月30日に撮影された写真です。

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有人の改札が!

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「出口」と書かれた標識が現役の頃です。

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ホームを支える柱にはリベットがたくさん打ち込まれています。なんだか歴史を感じますね。

束の間の昭和タイムスリップ、いかがでしたか? では光が差している現在の表参道駅ホームの方へと戻ることにしましょう。

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現ホームのとなりにある旧ホーム。表参道駅を出発して渋谷方面に向かう電車に乗ったら、出発してすぐは電車横の窓に注目です。頑張ったら見えるかも!!

【History】

銀座線表参道駅は昭和13年、青山六丁目駅として開業し、翌年には神宮前駅に変更された。現在の表参道駅という名称になったのは、千代田線表参道駅との統合がなされた昭和47年。

これにともない現行のホームが新設され、工事上の都合から旧ホームはそのままの形で残されることとなった。現在は機器類の保管場所などに利用されており、関係者以外は立ち入り禁止となっている。

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東京メトロ 銀座線リニューアル情報サイト

2017年12月30日で浅草駅~上野駅間の開通90周年を迎える「地上にもっとも近い地下鉄」である銀座線は、現在、改良工事!東京メトロ銀座線の秘密を紹介していく「銀座線探偵団」 ⇒http://www.tokyometro.jp/ginza/

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