伝説のF1レーサー出演の「飲酒運転防止」カッコよすぎて震えるレベル

出典:Heineken

スコットランド出身の伝説的F1レーサー、サー・ジャッキー・スチュワートという人物がいる。

「サー」の称号が示す通り、彼はエリザベス女王からナイトの勲位を与えられた男。グランプリ27勝、ワールドチャンピオン3回獲得という輝かしいF1レースキャリアを残している。

そんなスチュワート氏が主役のCMが、世界中で話題になった。

ハイネケンのCMなのに…

それは、ビール製造大手ハイネケンが制作した動画である。

現役絶頂期のスチュワート氏が、レース後にコンパニオンやチームメイトからビールを勧められる。もちろん、そのビールとはハイネケン。だがスチュワート氏はそれを断り続ける。

出典: Heineken

表彰台に上がっている時も、記者に囲まれている時も、プライベートの時も、誰かがハイネケンの瓶を持ってスチュワート氏に話しかける。しかし当のスチュワート氏は、最後までそれに口をつけようとしない。

ハイネケンが嫌いなのだろうか? 今一度断っておくが、これはハイネケンの公式CMである。

「乗るなら飲まない」を颯爽と実施

動画の後半、現在のスチュワート氏が社交界に参加している。

彼が会場を後にしようとした時、ひとりのウェイターがやはりハイネケンを勧めてきた。「いかがですか、サー?」。だがスチュワート氏は…?

「いや、結構。私はまだ運転をするのでね」

その時、1台のジャガーFタイプが会場前に停車する。スチュワート氏はその運転席に乗り、颯爽と夜のロンドンを走り出す…。

出典: Heineken

ここで「When You Drive, Never Drink.(あなたが乗るなら、決して飲まない)」というテロップが挿入されるのだ。

男ならば誰しもが心震わせるであろう、ダンディズム溢れる動画である。

真のダンディズム

スチュワート氏は現役時代、「レーサーの安全確保」を訴えていたことでも有名だ。

60年代のF1レーサーは「命がけだから格好いい」意識に支配されていた。無茶をやるからロマンがある。死と隣り合わせだからこそレーサーは特別な存在であり、逆にフルフェイスヘルメットを被ってるような奴は、死を恐れる臆病者…。

「危険性に美学がある」と信じ切っていたレーサーの中で、スチュワート氏は常に「競技の安全性」を叫んでいたのだ。

そんな伝説のレーサーと酒造メーカーが協力して制作したCMは、我々に「真の格好良さ」を教えてくれる。

北海道砂川市で2015年に発生した暴走事故は、今も記憶に焼きついている。泥酔した男たちが公道でレースの真似事をし、何の罪もない通りすがりの家族が犠牲になってしまったのだ。

理性のない飲酒にはロマンもダンディズムもなく、ただ不幸が待っているだけだということを日本人は思い知った。

飲酒運転とは、「男の美学」をすべて捨て去る行為なのだ。

(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一)

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