雪も氷もないアラスカ、うなだれるホッキョクグマの姿

出典:picture.gypsy

白銀の世界にたたずむ白く美しい獣「ホッキョクグマ」を捉えた「違和感のある写真」が、世界中で話題に。

どうやらその写真は、現在、この地球で起きている深刻な事態を切り取ったもののようなんです。

念願のホッキョクグマに遭遇できたが…

その話題の写真を撮影したのは、写真家のPatty Waymireさん。

彼女は、白い大地で生き生きと暮らしているホッキョクグマの姿を撮影するため、北極圏に位置するアメリカ・アラスカ州のバーター島を訪れました。

彼女がアラスカを訪れたのは、2016年の9月から10月にかけて。そして、Pattyさんは念願のホッキョクグマに遭遇することができたのですが…

本来あるはずの真っ白な雪や氷がない!

たしかに写真には、1頭のホッキョクグマの姿が捉えられています。そして、その背景には、本来あるはずの真っ白な雪も氷もないのです。

この時期のバーター島は、本来であれば、すでに雪と氷に覆われているはず。けれどもまるで「夏を満喫するホッキョクグマ」のようになっています。

一見、珍しくて興味深い写真なのですが、これはホッキョクグマにとって、とても深刻なことなのです。

これはホッキョクグマにとって深刻な問題

Pattyさんが地元の人に尋ねてみると、季節外れの暖かさで、海氷の形成が遅れているそう。これは、アザラシを捕食するホッキョクグマにとって深刻な問題。

アザラシは流氷の上で出産して、赤ちゃんは氷を移りながら泳ぎとエサ獲りを学びます。

ですが流氷が減ってきていることで、なんと、アザラシの赤ちゃんの3/4が死亡している可能性があるということなのです。

ホッキョクグマが物悲し気にみえるのも無理はありません。

そもそも、ホッキョクグマの身体が白いのは、保護色という役割があるわけで、これでは反対に目立ってしまいます。

素晴らしい写真だけど、悲しい

彼女はこの旅で撮影した写真に「雪もない、氷もない」というタイトルをつけました。

このアラスカで起きている現実に目の当たりにした人々からは、「素晴らしい写真だけど悲しい」などのコメントが寄せられています。

地球の温暖化の理由については諸説あるようですが、人為的な温室効果ガスの増加による影響も確かにあるようです。

この旅で撮影されたホッキョクグマの写真は、他にもたくさんInstagramで公開されています。興味のある方は、覗いてみてはいかがでしょうか?


[文/grape編集部]

出典
picture.gypsy

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