【なぜ?】小さな田舎町の、全国から注文が殺到する本屋さん『いわた書店』

『いわた書店』は、人口わずか1万8千人の北海道砂川市にある、普通の町の本屋さん。 この本屋さん、あるサービスがきっかけで注目され、いまでは全国から注文が殺到する人気ぶり。

2015年、一時受付を停止していたそのサービスの受付を再開すると、あっという間に650件以上もの注文があり、年内分はいっぱいで、すぐにまた受付は停止。現在(1月23日)は再開待ちとなっている。

その人気のサービスとは?

その人気サービスは『1万円選書!』

サービスを申し込んだ人に、最近読んだ本や、職業について簡単なアンケートをとり、その答えから社長の岩田徹さんが1万円分のオススメの本を選んで送ってもらえる。

あえてアンケートの答えと同じ系列の本は選ばず、本人は選ばないけど読めば満足してもらえそうな本を選んでいるそうです。岩田さんいわく

「こうくるか、という変化球を投げて読書の幅を広げてほしいんです」

読書好きからは絶賛されているこのサービス。 はじめたきっかけは10年も前に遡るそうです。

始まりは10年前、高校同窓の先輩の前で書店業界の厳しい状況を話した時のことです。「それじゃあ面白そうな本を見繕って送ってくれよ」と数人の先輩から1万円札を渡されたのです。病院長、裁判長、社長といった面々でした。緊張し、なぜこの本を薦めるのか、手紙を添えて送りました。

朝日新聞デジタル ーより引用

いまでこそ、全国から注文が殺到する人気サービスですが、最初からそうだったわけではありません。岩田さんは朝日新聞の取材にこう語っています。

1万円選書も、大規模競合店への対抗策の一つです。1万円選書自体は注文が多くはなく、経営の助けには至りません。ただ選書の依頼は「面白い本はどれ?」というお客様からの叱咤(しった)であり、「本屋の原点に立ち返れ」という激励であるのです。

朝日新聞デジタル ーより引用

動画でも岩田さんは「本屋の原点」に共通する『夢』を語っています。

(お店に)お話に来ていただければ、一番いいですが・・・。



出来ることだったら僕は夢として、どんな本を取っていただいても「あー面白かったなぁ」と思ってもらえる本で店を埋め尽くしたい、という贅沢な悩みを持って一日中(お店に)います。

ネット通販や大型書店との競合で苦しみ、いつの間にかなくなっていく『町の本屋さん』。そんな中の一つであった『いわた書店』のいまの姿は、「本屋の原点」に立って、本当に必要とされるサービス・価値を提供する素晴らしいものであり、あらゆるサービスに共通する大切なことを教えてくれている。そんな気がしてなりません。

出典
【書店ナビ】いわた書店(有)いわた書店 Facebookページいわた書店ホームページ町の小さな本屋だから 岩田徹

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