宇多田ヒカル、JASRACの方針にツイート「私の曲を使いたいって人がいたら」 By - grape編集部 公開:2017-02-05 更新:2018-05-26 宇多田ヒカル Share Post LINE はてな コメント 2017年2月、JASRACが音楽教室での演奏について、使用料を請求する方針を明らかにしました。 その発表には賛否含め多くの議論が行われました。そして2月4日、自身の楽曲もJASRACが管理している宇多田ヒカルさんがツイートし、多くの人の共感を集めています。 もし学校の授業で私の曲を使いたいっていう先生や生徒がいたら、著作権料なんか気にしないで無料で使って欲しいな。https://t.co/34ocEwCj8K— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2017年2月4日 宇多田さんは授業で使うのであれば、無料で使ってほしいと考えているようです。 実際、音楽教室を運営されている方からは「レッスンで生徒が演奏した曲にお金が取られるのであれば、もう現代の作曲家さんの曲は使いたいと思わない」といったコメントも寄せられています。 また「残酷な天使のテーゼ」などの作詞を手がけた及川眠子さんも今回の件に対してツイートしました。 JASRAC正会員の一人として。私は「営利を目的とする場」での演奏であるなら、当然楽曲の著作権使用料は払うべきものだと思う。だけど、音楽教室で「練習のために」弾いたり歌ったりするものから、使用料をもらいたいと思ったことなどない。https://t.co/ituJlOo0yY— 及川眠子 (@oikawaneko) 2017年2月2日 音楽はタダではない。違法ダウンロードなど著作権を侵害するものに対してはもちろん厳しく取り締まってほしい。だけど、音楽を学びたい、いつか音楽の世界で花を咲かせたいと願う子供たちには、自由に楽曲を使わせてあげてほしい。それが今の私たちにできる、未来の音楽への恩返しだ。— 及川眠子 (@oikawaneko) 2017年2月2日 音楽を作る人たちの権利を守るために運営されているJASRACと、実際に音楽を生み出している人々との間に生まれてしまった距離感。 ヤマハや河合楽器製作所をはじめとした音楽教室側は、徴収に反対する連絡会『音楽教育を守る会』を設立、JASRACと争う姿勢をみせています。 今回の問題が、日本の音楽教育の萎縮につながらないよう願ってやみません。 [文/grape編集部] 出典 @utadahikaru/@oikawaneko Share Post LINE はてな コメント
2017年2月、JASRACが音楽教室での演奏について、使用料を請求する方針を明らかにしました。
その発表には賛否含め多くの議論が行われました。そして2月4日、自身の楽曲もJASRACが管理している宇多田ヒカルさんがツイートし、多くの人の共感を集めています。
宇多田さんは授業で使うのであれば、無料で使ってほしいと考えているようです。
実際、音楽教室を運営されている方からは「レッスンで生徒が演奏した曲にお金が取られるのであれば、もう現代の作曲家さんの曲は使いたいと思わない」といったコメントも寄せられています。
また「残酷な天使のテーゼ」などの作詞を手がけた及川眠子さんも今回の件に対してツイートしました。
音楽を作る人たちの権利を守るために運営されているJASRACと、実際に音楽を生み出している人々との間に生まれてしまった距離感。
ヤマハや河合楽器製作所をはじめとした音楽教室側は、徴収に反対する連絡会『音楽教育を守る会』を設立、JASRACと争う姿勢をみせています。
今回の問題が、日本の音楽教育の萎縮につながらないよう願ってやみません。
[文/grape編集部]