日本代表が小学生にシッティングバレーボールを伝授!『特別授業』には、監督の熱い想いが

真似ることは、学ぶこと。

『学ぶ』の語源は『真似る』と同じと言われており、学習は人の真似をすることから始まる、という考え方もあるほどです。特に子ども頃の出会いや体験を通じた『学び』は、将来に大きな影響をおよぼすことがあります。

「夢や目標を持つきっかけを」…そんな想いをもとに、子どもたちに特別な『学び』の機会を与えるプロジェクトがあるのを、ご存知ですか?

ハンディキャップを感じさせない機敏な動きに、目が点

『夢の課外授業』と呼ばれるプロジェクトは、各界で活躍する有名人を講師に迎え、子どもたちと一緒にスポーツなどを体験したり、対話をしたりする場を作っています。

今回『夢の課外授業』がやってきたのは、東京都内にある昌平小学校。「どんな授業が行われるのかな〜?」と、期待を高めて待ち受ける生徒たちの前に現れたのは…

シッティングバレーボール日本代表の選手たち!特別講師として元Jリーガーの水内猛(みずうち たけし)さん。元女子バレーボール選手の高橋みゆきさんも登壇し、生徒と一緒にシッティングバレーボールを体験します。

シッティングバレーボールとは、戦争に行って身体が不自由になった人でもできるようにと作ったバレーで、常にお尻をつけて行う、難しいスポーツです。

女子チームの監督を務めている真野 嘉久(まの よしひさ)さんの説明を聞く生徒たち。

監督は選手を一人ひとりを紹介。事故や病気などで脚をなくしてしまった選手たちに、生徒たちは真剣な眼差しを向けます。

特に注目を浴びたのは「ぐるくん」こと高砂 進(たかさご すすむ)選手。彼が身につける自慢の義足は360度回転し、ぐるぐる回すと「おおおお」と驚きの声が体育館を響き渡ります。

選手の紹介が終わるとデモンストレーションがはじまります。シッティングバレーボールの重要なところは、座った状態でいかに自由に素早く動けるか。選手たちは日々、動きの練習に取り組んでいるそうです。

実際にどのくらいのスピードで動くのか。生徒たちは、選手たちが行っているトレーニングの一部を実際体験してみることに。

トレーニングのやり方はいたって簡単。お尻の一部が常に接触した状態で、「前!後!右!左!」と、監督が合図した方向に移動するだけです。

しかしいざやってみると、生徒たちは慣れてない動きに苦戦します。一方の選手たちは、生徒に指示を出しながら、余裕の動きを見せつけます。

「本当はもっと早い動きをします」という監督の言葉に、生徒たちの目が丸くなります。そこでハイスピード・バージョンを、6年生たちがトライすることになりました。

「ピッ、ピッ」と、早いピッチで吹かれるホイッスルに合わせ、選手たちのペースについていこうと必死になる6年生。終了を知らせるホイッスルと共にヘトヘトな顔を見せる生徒たち。監督から「諦めなかったね!よくできました!」と褒められると、みな笑顔が溢れました。

最後は実際にボールを使った練習。数人単位で輪を作り、ボールをパスしていきます。ここからはチーム制になり、ボールを地面に落とさず、一番多くパスを続けられた輪が勝ちです。

殆どのチームは、十数回程度でパスが続かなくなってしまいました。しかし「ぐるくん」率いるチームはなんと100回以上のパスをつなぐことに成功!監督も「初めてで100回以上いくことはまずない」と驚きが隠せませんでした。

シッティングバレーボール選手から『真似る』こと

授業の終盤、生徒たちは選手一人ひとりが持つ目標を聞きます。「チャレンジをし続ける」「生涯現役」「パラスポーツでみんなを元気に」…フリップに書かれた文字から、生徒たちは選手の強い意思を読み取ったのでした。

シッティングバレーボールのコートでは、障がい者も健常者も同じ。変わらぬ動きをしてボールを繋げていけば、障がい者との壁を減らすきっかけになると、真野さんは言います。

そして授業を通じて伝えたかったこと。それは、諦めないことでした。

小さいときからパラスポーツを知っていれば、例えば自分が障がいを持ってしまったときに、挫折するのではなく、考えを移行できるような、そんな子どもたちになったらいい。

『障がい』という言葉に押しつぶされることなく、できることを全力でやる姿を目の当たりにした生徒たち。共にコートでボールをパスするうちに、心は大きく動かされたようでした。

第一線で活躍する選手たちを『真似して』、どんな時でも夢を追いかけ続けてくれることを切に願います。


[文・構成/grape編集部]

提供
野村ホールディングス株式会社

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