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落書きレベルの絵を綺麗なイラストに変換!人工知能で『自動描画』を実現!

By - 土屋 夏彦  公開:  更新:

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出典:AutoDraw スクリーンショット

2017年4月11日、またまたGoogleがユニークなサービス『AutoDraw』を開始しました。

『AutoDraw』は、スマートフォンなどで、画面をなぞっておおまかな絵を書くだけで、人工知能が「何を書いたつもりなのか」を想像して、「あなたの書いたものはこれじゃないですか?」と約70種類のイラストを提示してくれるサービスです。

たとえば、画面に犬のつもりで、胴体と足と頭と耳を書いたとすると「AutoDraw」が、「その絵はこれじゃないか?」と プロ顔負けのダックスフントの絵など70種類の予想イラストが表示され、選択すると自分が適当に書いた絵が綺麗なイラストに早変わりしちゃいます!

犬の場合、胴体を書いてもダックスフントが出ますが、犬の顔のようなものを書いても、犬全体のイラストを表示してくれるなどかなり便利になっています。

その絵を元に色を塗ったりまた別のイラストを組合せたりして絵が完成したら、スマホにダウンロードするも良し、メールでお友達に送るも良し、フェイスブックやツイッターに投稿することもできます。

ちなみにこのサービスは、Googleが2016年11月に公開した、人間が描いた落書きを人工知能に推測させるゲーム「Quick, Draw!」が元になっており、このときは手書きで書いた絵をGoogleの手書き文字認識を応用したAIが推測して、「それはこれこれではないですか?」と文字で言い当てるものでした。

この時もかなりの確率で言い当てて話題になっていたんです。この学習データをさらにブラッシュアップして今回の「AutoDraw」に搭載されているので、あなたのココロを読んで確かなイラストをつむぎ出してくれますよ。

このソフトを使ってどんどん学習させていけば、いずれ線を数本引くだけで、イラストや漫画原稿が完成する時代が来てしまうかも!?


[文・構成 土屋夏彦]

土屋夏彦

上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。

出典
AutoDraw.comAutoDraw: Fast Drawing for Everyone

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