健常者が見る『普通の光景』 しかし、視覚障がい者には『恐ろしい光景』に映る

厚生労働省が5年ごとに実施している『身体障害児・者等実態調査』によると、平成18年の時点で日本にいる視覚障がい者はおよそ31万人。

ちなみに『視覚障がい者』とは、まったく見えない状態の『全盲』と、見えないわけではない『弱視』のことを指します。

※写真はイメージ

ひと言で『弱視』といっても、彼らの症状はそれぞれ異なります。焦点を合わすことができない人や、視界が常にまぶしい人、視界の一部しか見えない人、霧がかって見える人…と、さまざまです。

私たちが普段見ている世界は、どのように映っているのでしょうか。

視覚障がい者が見える『世界』

標識のステッカーなどを製作している株式会社石井マーク(@ishiimark_sign)が、周知を目的として『視覚障がい者の見ている光景』を再現した画像を作成しました。

まずは、こちらの写真をご覧ください。

これは、いわゆる『健常者』が見ている光景です。

ホームドアが設置されていない、比較的幅が狭い駅のホーム…では、ここに視覚障がいをもつ人が立つと、どう見えるのでしょうか。

灰色のもやの中にうっすらと浮かぶ、駅のホーム。見えている部分は、ほんの一部だけです。

この『ほとんど見えていない状態』で、彼らは白杖だけを頼りにこの場所を歩いています。

先ほども書いたように、弱視は人によって症状が異なります。他にも、このように見える場合もあります。

『視覚障がい者の世界』に驚きの声

これらの投稿に対し、多くの健常者から反響が上がっています。

  • 弱視の人がこんなに見えないだなんて、今まで知りませんでした!
  • 「少しでも見えている人が、なぜ白杖を持つんだろう?」と疑問でしたが、納得しました…。
  • 今にもホームに落ちてしまいそうで、怖いですね…。
  • 同じ『弱視』でも、こんなにも見え方が違うことに驚きました。

また、弱視の人からは「まさに、こういった見え方です」「"完全に見えないことはない"弱視は、理解されづらいと思っています」といった声が上がっています。

石井マークは、「標識を作成する立場として、多くの人に安全を伝えていきたい」という思いを込めて、このようにコメントしています。

世の中には『残された一筋の光』を活用して生活されている視覚障がい者も多くいます。
晴眼者(視覚に障がいがない人)と全盲者の間に位置する方々へのご理解も深まりましたらば、尚も幸いにございます。

障がい者が快適な生活を送るには、周囲が症状について理解することが大切ではないでしょうか。


[文・構成/grape編集部]

出典
@ishiimark_sign

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