絶対王者ジョコビッチの衰退、母国セルビアからも嘆きの声

全仏オープンテニス、男子シングルス準々決勝。試合に臨むノバク・ジョコビッチ
(c)AFP/Thomas SAMSON

【AFP=時事】全仏オープンテニス(French Open 2017)で国民的英雄であるノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)が敗退し、1年に及ぶ不振がさらに続いたことを受け、同選手の母国セルビア国内からは嘆きの声が上がっている。

前回王者のジョコビッチは7日、準々決勝でオーストリアのドミニク・ティエム(Dominic Thiem)に6-7(5-7)、3-6、0-6で完敗。最近7年のローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)では、自身最短で大会から姿を消すことになった。

ジョコビッチが四大大会(グランドスラム)でストレート負けを喫したのは4年ぶりのことで、「ベーグル」を食らったのも2005年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)以来だった。

ちょうど1年前にキャリアグランドスラムを達成するも、試合後には一度競技から離れ、立て直しを図る可能性を示唆した30歳のジョコビッチについて、国内紙ブリッツ(Blic)は「過去12年のノバクはどこへ」とオンライン版で見出しを掲げた。

また、日刊紙ポリティカ(Politika)は「見たことのない完敗」とタイトルをつけ、記事の中では「今回の敗戦で最悪なのは、単にネガティブな結果だからという点ではなく、第2、第3セットではジョコビッチに全くと言っていいほどチャンスがなかったこと、そして全盛期のクオリティーを少しも見せられなかったことだ」と批判した。

さらに、次週発表の世界ランキングで4位まで後退する可能性があるジョコビッチについて日刊紙Vecernje Novostiは「代償は大きい」と記している。

元世界ランキング1位のジョコビッチは昨年11月、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)にトップの座を奪われると、先月にはマリアン・ヴァイダ(Marian Vajda)氏を含む長年のコーチングチームの解散を発表。「ショック療法」で再びトップを目指そうとしていた。

現在はモナコに居を構えるジョコビッチだが、幼児教育の支援をする自身の基金を設立した母国セルビアでは、今も絶大な人気を誇っている。

AFPBB News

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