「被害者が娘でも同じこと、言えますか?」性暴力に対する意見にJ・カビラが猛反論 By - grape編集部 公開:2017-06-22 更新:2018-05-02 性犯罪 Share Post LINE はてな コメント 2017年6月21日、NHK朝の情報番組『あさイチ』が性暴力被害について放送。その中で、ジョン・カビラさんが語った内容に注目が集まっています。 国の調査で、実に女性の15人に1人が性暴力にあったことがあるという結果が出るなど、最近は性暴力に関する事件が多発しています。 番組では性暴力被害にあったことがあるという女性がVTR出演。番組に寄せられた視聴者の声の中には、とても残念なことですが、次のようなものもありました。 「被害にあったときに激しく抵抗し、大声を出せば避けられるのではないかと思う」(60代男性) 「死ぬ気で抵抗すれば防げる。性交が成し遂げられたのは、女が途中で諦め、許すからである」(70代男性) 女性からすれば、信じられないような言葉。しかし、男性であるカビラさんにとっても許せない意見だったようで、「それは全く違うんじゃないですか」と猛反論しました。 同じことをいえますか? カビラさんは、性暴力に対する意見について、次のような持論を展開します。 あり得ないですね。 例えばですよ…その70代の男性。娘さんがいるかもしれない。もしくは奥様がいるかもしれない。 その被害に遭ったら、例えば奥様とか娘さんに同じ言葉をいえますか? 「最後まで抵抗しなかった君が悪い」っていえますかってことですよね。 あさイチ ーより引用 他人事で考えれば、安易にさまざまな意見を出すことはできます。しかし、身近な人間で考えたらどうでしょうか。 「被害者にも落ち度があった」といえる人は滅多にいないはずです。 また、さらにカビラさんはこのように続けています。 例えばですよ、プロレスラー並みの体型の男性にレイプされることもあり得るわけですよね。 その時にあなたは命がけで戦えますか?最後まで! そんなことは無理ですよね。 あさイチ ーより引用 あくまで例え話ですが、カビラさんがいうようにいろいろなケースが考えられます。自分が強く抵抗しても、その被害を防ぐことができない場合もあるはずです。 性暴力の被害者の気持ちをくみ取ったカビラさんの主張に、視聴者からも賞賛の声が集まっています。 カビラさんのいっていることが100%正しい。 男性の中にも、こういう風に考えられる人がいるなんて…いい意味で意外です。 自分の恋人が同じ目に遭ったら。被害者に落ち度があったなんて、口が裂けてもいえません。 性暴力は、例えどのような状況であっても、加害者側に非があります。 身近な人が被害に遭ったらと、リアルに考えられる想像力があれば「死ぬ気で抵抗すれば防げる」などという安易な意見をいえるはずがありません。 [文・構成/grape編集部] 出典 あさイチ Share Post LINE はてな コメント
2017年6月21日、NHK朝の情報番組『あさイチ』が性暴力被害について放送。その中で、ジョン・カビラさんが語った内容に注目が集まっています。
国の調査で、実に女性の15人に1人が性暴力にあったことがあるという結果が出るなど、最近は性暴力に関する事件が多発しています。
番組では性暴力被害にあったことがあるという女性がVTR出演。番組に寄せられた視聴者の声の中には、とても残念なことですが、次のようなものもありました。
女性からすれば、信じられないような言葉。しかし、男性であるカビラさんにとっても許せない意見だったようで、「それは全く違うんじゃないですか」と猛反論しました。
同じことをいえますか?
カビラさんは、性暴力に対する意見について、次のような持論を展開します。
他人事で考えれば、安易にさまざまな意見を出すことはできます。しかし、身近な人間で考えたらどうでしょうか。
「被害者にも落ち度があった」といえる人は滅多にいないはずです。
また、さらにカビラさんはこのように続けています。
あくまで例え話ですが、カビラさんがいうようにいろいろなケースが考えられます。自分が強く抵抗しても、その被害を防ぐことができない場合もあるはずです。
性暴力の被害者の気持ちをくみ取ったカビラさんの主張に、視聴者からも賞賛の声が集まっています。
性暴力は、例えどのような状況であっても、加害者側に非があります。
身近な人が被害に遭ったらと、リアルに考えられる想像力があれば「死ぬ気で抵抗すれば防げる」などという安易な意見をいえるはずがありません。
[文・構成/grape編集部]