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日本の正しい朝ごはん「この中に、ヒアリと並ぶ侵略的外来種がいるってマジ?」

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

2017年5月26日に兵庫県尼崎市で侵入が確認されたヒアリ。7月3日には東京都の大井ふ頭でも存在が確認され、特徴などが連日のように報じられています。

出典:環境省ホームページの写真を加工して作成

ヒアリが危険であることは、すでに周知の通り。その流れで外来種、特に『侵略的外来種』にも注目が集まっています。

国際自然保護連合(IUCN)の種の保全委員会が定めた『世界の侵略的外来種ワースト100』。この中には「非常に危険な毒針を有している」という理由で、ヒアリがリストアップされています。

が!!!

『世界の侵略的外来種ワースト100』の中には、日本人にとって馴染み深い『ある食材』が入っていたのです。

それがこちら!

ワカメ!!!

味噌汁の具材としては定番のワカメが『世界の侵略的外来種ワースト100』とは驚きです。

日本や朝鮮半島では食用として好まれているワカメですが、実はそのほかの地域ではほとんど食されることがありません。また、天敵がいない環境下で一気に増殖したことから、単なる害藻(がいそう)として扱われることになったのです。

Twitterでこの事実が拡散すると、「知らなかった」と多くのコメントが寄せられます。

  • ワカメとヒアリが同じ侵略的外来種だって?これは勉強になったわ。
  • 日本人しかワカメを分解する腸内細菌を持ってないって聞いたことがある。最近じゃ日本食ブームで海外でも食べられているみたいだけど。
  • ヒアリと同列で語るのは可哀想。でも、世界から見ると、どちらも侵略的外来種なんだね。

もちろん、ワカメにはヒアリのような危険性はありません。

しかし、場所が変われば「味噌汁に好まれる食材」が、侵略的外来種になってしまうということ。

そう考えると、日本人が好む食材が、別の国ではワカメのように「招かざる外来種」として扱われているケースもあるのかもしれませんね。


[文・構成/grape編集部]

出典
IUCN日本委員会

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