女子大生が自撮り中に『2200万円』の美術品を壊してしまう!作者の対応は? By - grape編集部 公開:2017-07-18 更新:2018-05-14 動画美術美術館 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ アメリカのロサンゼルスにあるアートギャラリーで行われていた美術展で、信じられないようなハプニングがありました。 自撮りをしていた女子大生がバランスを崩し? 香港を拠点に活動するアーティストのサイモン・バーチさんが出展していたのは『王冠』。 色やカタチが異なる美しい作品は、一つひとつ台座の上に置かれ、宝石のように展示されていました。 Statement from Simon Birch: "The girl came in with her friend and, although we told everyone to be careful, the staff…The 14th Factoryさんの投稿 2017年7月14日 そこにやって来たのは、2人の女子大生。王冠をかぶっているような写真を撮りたいと、台座の前にしゃがみ込みます。 角度を調節しながら、友人が写真を撮ろうとした時…不運な事故が起こってしまったのです。 公開されている防犯カメラの映像を見ると、その時の様子が分かります。 なんとバランスを崩して、台座を倒してしまったのです! ドミノ倒しのように台座が倒れ、11個の王冠が破損。被害総額は2200万円以上にもなるといいます。 普通の女子大生が支払える金額ではありません。 が!!! 今回の事故について、作者のバーチさんが自身のFacebookで心境を告白。女子大生に対し、損害賠償を行わないことを明らかにしたのです。 ウィットに富んだ「女子大生に損害賠償請求をしない理由」を、ぜひご覧ください。 多くの人に「なんで台座を固定していなかったんだ」と聞かれました。 確かに、そうですね。 実は、この展示のアイディアは繊細で、オープンで、人々によって壊されてしまう可能性がなければならなかったのです。 なぜなら展示されていたのは、王冠だから。 王冠は、力の象徴。 つまり、権力は壊れやすいものだということなのです。 The 14th Factory ーより引用(和訳) 自身が魂を込めて制作した作品を壊されて、気持ちのいいはずがありません。しかし、バーチさんは作品を壊してしまった女子大生に怒りをぶつけるのではなく、ユーモアを交えて許すことを選択したのです。 この投稿に対し、「まさにアーティストの対応」「素晴らしい遊び心だね」と絶賛の声が寄せられます。 もちろん、自撮りに夢中になって作品を壊してしまった女子大生は反省すべき。 今回はバーチさんの判断でおとがめはありませんでした。ですが、同じようなことが起こった時に、すべてのアーティストが寛大な対応をするとは限らないのですから。 [文・構成/grape編集部] 出典 The 14th Factory/Party Pooper Share Post LINE はてな コメント
アメリカのロサンゼルスにあるアートギャラリーで行われていた美術展で、信じられないようなハプニングがありました。
自撮りをしていた女子大生がバランスを崩し?
香港を拠点に活動するアーティストのサイモン・バーチさんが出展していたのは『王冠』。
色やカタチが異なる美しい作品は、一つひとつ台座の上に置かれ、宝石のように展示されていました。
そこにやって来たのは、2人の女子大生。王冠をかぶっているような写真を撮りたいと、台座の前にしゃがみ込みます。
角度を調節しながら、友人が写真を撮ろうとした時…不運な事故が起こってしまったのです。
公開されている防犯カメラの映像を見ると、その時の様子が分かります。
なんとバランスを崩して、台座を倒してしまったのです!
ドミノ倒しのように台座が倒れ、11個の王冠が破損。被害総額は2200万円以上にもなるといいます。
普通の女子大生が支払える金額ではありません。
が!!!
今回の事故について、作者のバーチさんが自身のFacebookで心境を告白。女子大生に対し、損害賠償を行わないことを明らかにしたのです。
ウィットに富んだ「女子大生に損害賠償請求をしない理由」を、ぜひご覧ください。
自身が魂を込めて制作した作品を壊されて、気持ちのいいはずがありません。しかし、バーチさんは作品を壊してしまった女子大生に怒りをぶつけるのではなく、ユーモアを交えて許すことを選択したのです。
この投稿に対し、「まさにアーティストの対応」「素晴らしい遊び心だね」と絶賛の声が寄せられます。
もちろん、自撮りに夢中になって作品を壊してしまった女子大生は反省すべき。
今回はバーチさんの判断でおとがめはありませんでした。ですが、同じようなことが起こった時に、すべてのアーティストが寛大な対応をするとは限らないのですから。
[文・構成/grape編集部]