イライラした青年の心を変えた、警察官の言葉。気持ちに寄りそう優しさにじんわり

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ある男性に伺ったストーリーをご紹介します。

自転車泥棒だと思われた?

福島県から県外に引っ越しをした青年。街中を自転車で移動中に、若い警察官に声をかけられました。

「その自転車、キミのもの?」

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引っ越しをした青年の自転車には、福島県の防犯ナンバーのシールが貼られていたのだそうです。違う県から盗まれたのではないか? 青年はそう疑われていると思い、カッとなります。

「なんです? 俺が泥棒だっていうの??」

大声を上げると、若い警官はひるまず、「疑っているわけじゃないよ、ただ…」

「ムカつく…!!」青年は警官を避けて立ち去ろうとします。そこへ、年配の警察官が近寄ってきました。「待って。きみの気持ちはわかるよ、でも少し話を聞いて」

年配の警察官の優しい物言いに、青年はちょっとだけ耳を貸すことにしました。でも、イライラとしながら。

警察官が、自転車の乗り手に声をかける理由とは

年配の警察官は続けます。

「疑われて、嫌だと思うのはわかるよ。私たちだってこんなこと、したくないんだ。でも、こうやって私たちが声をかけることで、一つでも盗まれた自転車が持ち主の元に返る可能性が増えるんだよ」

そして年配の警察官は続けます。

「自転車が盗まれるなんてこと、なくなればいいんだけどね…」

年配の警察官の話を聞き、青年はさっきまでのイライラとした気持ちがすっと消えたことに気づきます。そして、自転車は自分のものであること。引っ越しをしたのでシールが県外のものだという説明をしました。青年の話を聞いた年配の警察官は、「協力してくれてありがとう」と笑顔で立ち去って行ったそうです。

青年の気持ちが動く

「警察官に、あんなふうに言われたのは初めてだった」青年は語ります。話しかける相手を悪者かもしれないと疑って声をかけたのではなく、「盗まれた自転車を持ち主のもとに返したい」そんな気持ちで声をかけた年配の警察官の気持ちに深く共感したのだそうです。

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それから彼は…

その後、自動車を買って毎日の移動に使うようになった青年は、いくたびか運転中に警察官から声をかけられることがあったそうです。急いでいる時に、車を止められるのは「嫌だな」と感じることも。でもそのたびに、あのときの年配の警察官を思い出し、「協力しよう」という気持ちで応じていると語ってくれました。

言い方一つ、心の持ち方一つ。こんなにも人の気持ちを動かすことができるのですね。普段の自分の言動が、相手の気持ちに寄り添っているのかどうか。今一度考えてみたくなります。

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