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マスクの紐が切れてしまった小学生 未着用で登校していると『マスク警察』が…

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

新型コロナウイルス感染症の影響で、外出する際にマスクを着けるようになった人は多いことでしょう。

しかし、外出時のマスク着用が習慣化したことによって、一部では行き過ぎた行為をする人が出てきています。

2020年6月22日、情報番組『グッとラック!』(TBS系)ではマスクを着けるように強要する人を皮肉を込めて『マスク警察』と称して紹介。

一時、Twitterのトレンドに入るほど反響が上がりました。

小学生に「ぶち殺す」と暴言を吐くマスク警察

番組では、実際に『マスク警察』の被害にあった人にインタビュー。

マスクをしていないで外を歩いていた時に唾をかけられた経験がある人や、マスクがなくハンカチで口を押えながら電車に乗っている女性に強い口調で「そんな非常識人がいるから流行した。電車を降りろ」と責める男性を見たという人が紹介されました。

また、小学生の男の子は通学途中にマスクの紐が切れてしまうも、学校で貸し出し用のマスクを借りれるためそのまま登校。

すると、登校中に50代ぐらいの女性から「マスク着けろよ、ぶち殺すぞ」と暴言を吐かれたといいます。

アンケートでは「マスク未着用の人が気になる」と回答したのは86%だったことを受けて、番組コメンテーターの伊沢拓司さんは、「想像力が欠けている」と批判しました。

気になっている人が多いということと、人に強くいっていいというのは別だと思うんですよね。行動に移すのはまた別で、これを正当化しちゃうのは問題が違うなと思いますし、そもそもマスクをすることって目的じゃなくて手段なわけですよね。

目的は感染を広げないことだから、感染を広げない手段はいろいろあるし、自分から遠ざかることもできるわけですよね。

なので「うつるかも」というマイナスの想像力だけじゃなくて、「この人事情があったのかな」とか、小学生の子みたいに「切れちゃったのかな」とか熱中症の心配もありますし、プラスの想像力も一緒に働かせることが必要になってくるのかなと思いますね。

グッとラック! ーより引用

番組では、「屋外を1人で黙々と歩くときはマスクは不要、屋外でも屋内でも会話をするときはマスクが必要」と解説。

また、東邦大学の小林寅喆(いんてつ)教授は、「ソーシャルディスタンスが確保できていればマスクをしてなくても問題はない」とコメントしました。

Twitterにはさまざまな意見が上がっており、「マスクをしていない人を見ると気になる」という声もありました。

・マスクをしていない人は確かに気になる。でも攻撃するのは違う。

・公共交通機関でマスクをしていない人を見ると離れるようにしてる。

・人口密度の高いところでマスクなしで話をしていたらさすがに気になる。

『マスク警察』に対しての不信感や、怒りの声も上がっています。

・若い女性とか子供を狙って自分より弱い立場の人ばかりに暴言吐いているんじゃない?

・自分もいわれたことがある。でも暑くて倒れたら元も子もないと思う。

・離れて暮らす自分の親が『マスク警察』になっていないか、不安になってくる。

・きっと正義のつもりなんだろうけど、そこまでするのはおかしい。

不安なのは誰もが同じでしょう。ですが、暑い日にはマスクで顔が蒸れて身体が余計暑くなってしまうことも考えられます。

「感染を拡大させない」という目的を見失わないように、マスクとうまく付き合いたいですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
グッとラック!

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