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「普通の父親が分からなかった」 21歳のシングルファーザーが綴った想い

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Facebook

彼の名前はリチャード・ジョンソン(Richard Johnson)さん、21歳の新米パパ。

そしてリチャードさんの腕に抱かれているのは、2015年1月に生まれたばかりのパースフォン(Persephone)ちゃんです。

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出典:Life of Dad

リチャードさんは、パースフォンちゃんが生まれて1ヶ月の時、シングルファーザーになりました。

パースフォンちゃんの母親が出て行ってしまったのです。

「彼女のことは恨んでいないよ」

リチャードさんは6歳のとき両親が離婚。自分の周囲も複雑な家庭環境の人が多かったため、「自分は子供を欲しくない」と思っていたそうです。

しかしパースフォンちゃんの母である女性と出会い、リチャードさんは幸せな家庭を築いていきたいと考えるようになりました。

そして二人の間にパースフォンちゃんが生まれたのです。

それから一ヵ月後。これから新しい生活が始まる、という時に、彼女は突然いなくなってしまいました。リチャードさんは彼女についてこう話しています。

私は出て行ってしまった彼女のことを恨んではいません。

彼女がどうして出て行ってしまったのか正確には分かりませんが、産後うつに悩んでいたのではないかと思っています。

だから、今どこかで元気に暮らしてくれていればそれでいいのです。

「普通の父親になれるか不安だった」

リチャードさんは、彼女が出て行ってしまったことを嘆くことよりも、パースフォンちゃんを育てていくことが一番重要なことでした。

しかし「一般的な父親像」というものは、テレビや映画でしか見たことがなかったリチャードさん。

「普通の父親になれるか、シングルファーザーとしてやっていけるのか」と、初めての子育てに不安と恐怖が襲いました。

一日のほとんどをパースフォンちゃんのために

しかし、立ち止まっている暇はなかったリチャードさん。生活のほとんどをパースフォンちゃんの子育てに注力しました。

子育ての本を片っ端から読み、YouTubeやインターネットを活用。ちょっと早いけれど、女の子に必要な髪の毛の結び方やネイルの方法も確認したのだとか。

手探りではあったものの、日々の積み重ねが、不安だった気持ちを父親としての自信に変えていきました。

そしてある日、自分を支えてくれた人々に向けてメッセージを書き込みます。

自分と同じ「父親たち」に感謝します。

彼が書き込んだのは「Life of Dad(父親の人生)」という、子育てに奮闘する父親たちが集うコミュニティページ。

リチャードさんは、同じように子育てに励む父親たちの言葉やアドバイスに何度も救われたそうです。心の支えとなった人々へ、こんなメッセージを送りました。

「皆さんの全ての投稿が私を助けてくれた」

子育てに悩んだとき、自分と同じように奮闘しているあなたたちを見つけました。

そして皆さんの投稿全てが、本当に私の力になってくれました。私たち親子が困難な状況にあるとき助けてくれました。

私たちは今とても幸せだし、これからも父娘で成長していきたいと思っています。これからの長い道のり、このコミュニティの力を借りることがあるはずです。

私たち親子から、感謝の気持ちをここに伝えたいと思います。

Life of Dad ーより引用

シングルファーザーになった経緯や、それまでの不安だった日々とともに綴られた感謝の言葉。リチャードさんのこの投稿は多くの人の胸に響き、多くのコメントが寄せられました。

「同じ父親として君を尊敬するよ」

  • 私は妻が亡くなり、息子が4歳のときにシングルファーザーになったよ。だから君がどんなに大変か痛いほど分かるし、その努力と素晴らしさに敬意を示したい。お互い頑張ろう!
  • 娘さんはきっと幸せよ!私にはパパがいないけど、あなたのようなパパがいてくれたら最高だと思うから。きっと素敵な女性に成長するはずよ、あなたたち親子を応援しているわ。
  • 同じ父親として君を尊敬するよ。これからも困難なことがあるかもしれないけど、君たちは孤独じゃないことを忘れないで。いつでも僕らを頼って。

上記のコメントはほんの一部。現在、5000近くのコメントが寄せられています。

反響の大きさに驚いたリチャードさんは、コメントをくれた人々へ感謝と共にこんな素敵なエピソードを話してくれました。

「ねぇパパ、私たちにはやるべきことがたくさんあるわね。」

たくさんのコメントに、何と言ったらいいのか分からないほど感動しています。皆さんがくれた言葉をひとつひとつに心から感謝しています、本当にありがとう。

そして、娘の母親に関して批判的な意見もありましたが、彼女は本当に素晴らしい女性です。娘と出会えたのも彼女のおかげです。

まだ父親としてやっていく自信がなかったある夜、娘が私の頬に手を置いてジッと見つめてきました。

まるで「ねぇパパ、私たちにはやるべきことがたくさんあるわね。」と私の心に共感してくれているようでした。

そのとき私は、「そうだね、もう泣くことはやめて、二人の幸せのために頑張ろう。」と告げました。その約束が今日までちゃんと続いています。

娘にとって最高の父親になれるよう、これからも努力していきます。

Life of Dad ーより一部抜粋

彼の想いは、きっと幼いパースフォンちゃんにも伝わっているはずです。

不安を抱えながら、「娘と共に成長していこう」と決めたリチャードさん。パースフォンちゃんにとって、彼は最高の父親なのではないでしょうか。

出典
Life of Dad

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