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京都の世界遺産「上賀茂神社」美しさを閉じ込めたジオラマに感動…

By - grape編集部  公開:  更新:

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遠い昔から、京都の名水「神山湧水(こうやまゆうすい)」を守り続けてきたといわれる賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)、通称 上賀茂神社(かみがもじんじゃ)。京都でもっとも古い神社のひとつで、世界遺産「古都京都の文化財」に登録されています。

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上賀茂神社は、「立砂」と呼ばれる円錐形に積みあがった砂が特徴的。神社の北北西に位置する秀峰「神山」をかたどったものだと言われています。

「神山」は、神代の昔、御祭神・賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)が降臨したと言われる神聖な場所。この「立砂」には神様が降臨するときに招き寄せられて、乗り移るのだそうです。とても神秘的な言い伝えですね。

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21年に1度の神秘的な行事「式年遷宮」

上賀茂神社には、21年に1度行われている「式年遷宮」という行事があります。式年遷宮は、境内の建造物を修復・維持するのが目的。社殿や神宝を永く受け継いでいくために行われます。

平成27年の第四十二回式年遷宮では、様々な文化事業が行われています。10月には、初めてインターネットでその様子が生中継されました。これは歴史的にも貴重なことで、神秘的な儀式のネット中継は、多くの人々の間で話題になりました。

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上賀茂神社の神秘がジオラマに

また、神社と企業のAGFが取り組んだ文化事業の一環として、上賀茂神社の優美な姿をかたどったジオラマが製作されました。このジオラマは境内に展示され、見学に訪れた多くの人々がその精巧さに釘付けになったのだそうです。

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そして、水と自然、神社の美しさを広く伝えるために撮影されたのが、この映像。

CG全盛の時代に、あえてジオラマを製作し接写で撮影するという手法。初期のスターウォーズのようなアナログな方法で撮影された映像が、水の調べと合わり、心癒される作品となりました。

精巧に作られた境内を、神山湧水が心地よい水音とともに流れていきます。

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「立砂」も、こじんまりと可愛らしく再現。

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このジオラマの最も難しい部分である神社の建築物のミニチュアを製作したのは、地元の京都建築大学校生。

実際の図面がないものから建築物を作成するのはとても難しいこと。写真からおよその寸法を割り出して、それを基に製作するという、時間と根気のいる作業だったそうです。

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努力の甲斐あって、ぱっと見ただけでは実物と間違えてしまうほど見事な作りとなりました。

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12月13日、このジオラマの奉納式が行われました。

神社と共同で文化事業を実施したAGF、ジオラマを制作した京都建築大学校の生徒、上賀茂神社 田中宮司立会いの下、お祓いをして神社に奉納されました。上賀茂神社の美しさを後世に伝える手段のひとつとして、末永く守られていくのでしょう。

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神山湧水から作られた、唯一のコーヒー

AGFは式年遷宮をお祝いして、神山湧水で作られた「神山湧水珈琲」を奉納しました。神山湧水を生かすようにブレンドされた、特別なコーヒーです。5月から10月に行われた催しでは、美しい神山湧水で淹れられた「神山湧水珈琲」が、参拝客に無料でふるまわれたのだそうです。

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21年後も水の流れの美しさはそのまま変わりなく、遷宮が行われることでしょう。過去と未来、両方に思いをはせて水の流れる映像を眺めていると、気持ちが穏やかに解きほぐされていくようです。

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