毎朝の10分!必ずほめる先生に、少しずつ変わっていく生徒たち By - grape編集部 公開:2015-11-25 更新:2018-05-14 先生動画生徒障がい者 Share Tweet LINE コメント 出典:Facebook アメリカのジャクソンビルにある、メインスプリング・アカデミー。障がいを持つ子供たちが勉強している、特別支援学校です。 その学校で教師を務めている担任のクリス・ウルマーさんは、毎日一人の生徒を前に呼び出します。毎朝の10分間、呼び出した学生を精一杯ほめてあげるために。 クリスさんは、生徒一人ひとりが持っている長所を大きい声で話します。 君は最高の学生だ! 面白くて、賢い。特に、サッカーの才能は言うまでもない! 君が私の学生になってとても嬉しく思っている。 みんな君のことが大好きなんだ。 Children learn to love or hate at an early age.I think it's time we actively work towards teaching love and acceptance.Posted by Special Books by Special Kids on 2015年11月15日 生徒たちをほめる理由について、クリスさんはこう話します。 「生徒たちが持っている才能をポジティブに認識させることで、自分ができないことより、できることに集中するようになります。生徒たちの足りない部分ではなく、才能に合わせるのです。」 We spend weekdays in the classroom and weekends on the soccer field.My young friend with autism is living life to the fullest.Posted by Special Books by Special Kids on 2015年11月14日 2015年4月から、クリスさんはあるプロジェクトを行っています。それは、「Special Books by Special Kids」。 助けを必要とする子供とその家族が、様々な情報や考えを分かち合えるコミュニティの場を提供することです。そして、障がいを持つ生徒たちの本質的な可能性を、多くの人と共有することが目的です。 クリスさんはFacebookのページに、両親の許可の元に生徒たちが褒められている映像をアップしています。その姿が、家族や友達に広がることで、生徒たちは自信を持てるようになっていきます。 The students and I were just walking in a straight line through the hallway.I suddenly felt two hands grip my...Posted by Special Books by Special Kids on 2015年11月5日 諦めず、愛情を注いで来たクリスさんのおかげで、生徒たちは学校で行われるイベントに参加することも、数百人の生徒たちの前で踊ることもできるようになりました。そして、授業内で行われる討論会では、自分の意見をはっきり伝えることもできます。 毎朝の10分。クリスさんから与えられた勇気で、生徒たちは少しずつ、人々と繋がるための努力をしています。 クリスさんは、社会から隔離された環境で育てられた生徒たちに、一般生徒と同じレベルの授業を受けさせることは重要だと話します。しかし、それより大事なことは、社会から疎外されたと感じてしまっている子供たちの「心理的な傷を治すこと」だと。 Meet the A+ club.Each of these brilliant young minds scored an A+ on their weekly spelling quiz. Good job friends!Posted by Special Books by Special Kids on 2015年10月9日 お互いのことを、とても信頼しているクリスさんと生徒たち。彼は海外メディア「the mighty」のインタビューで、より固くなった生徒たちへの思いを語りました。 「多くの人にこのプロジェクトが知られたら、生徒たちの、障がいを持つ子供たちに対する誤解が減っていくはずです。ほんの少し、特別な助けが必要なこの子たちが、どれほどきれいな心を持っているのか、きっと見えてくるはずです。」 I was surprised by my friends costumes this morning.Can you tell what they are dressed as?Posted by Special Books by Special Kids on 2015年10月30日 今は、誤解や、差別、無関心などで辛い思いをする人々がいます。しかし、生徒たちを支え続けているクリスさんをきっかけに、世界は少しずつ変わっていくことでしょう。 出典Facebook Share Tweet LINE コメント
アメリカのジャクソンビルにある、メインスプリング・アカデミー。障がいを持つ子供たちが勉強している、特別支援学校です。
その学校で教師を務めている担任のクリス・ウルマーさんは、毎日一人の生徒を前に呼び出します。毎朝の10分間、呼び出した学生を精一杯ほめてあげるために。
クリスさんは、生徒一人ひとりが持っている長所を大きい声で話します。
生徒たちをほめる理由について、クリスさんはこう話します。
「生徒たちが持っている才能をポジティブに認識させることで、自分ができないことより、できることに集中するようになります。生徒たちの足りない部分ではなく、才能に合わせるのです。」
2015年4月から、クリスさんはあるプロジェクトを行っています。それは、「Special Books by Special Kids」。
助けを必要とする子供とその家族が、様々な情報や考えを分かち合えるコミュニティの場を提供することです。そして、障がいを持つ生徒たちの本質的な可能性を、多くの人と共有することが目的です。
クリスさんはFacebookのページに、両親の許可の元に生徒たちが褒められている映像をアップしています。その姿が、家族や友達に広がることで、生徒たちは自信を持てるようになっていきます。
諦めず、愛情を注いで来たクリスさんのおかげで、生徒たちは学校で行われるイベントに参加することも、数百人の生徒たちの前で踊ることもできるようになりました。そして、授業内で行われる討論会では、自分の意見をはっきり伝えることもできます。
毎朝の10分。クリスさんから与えられた勇気で、生徒たちは少しずつ、人々と繋がるための努力をしています。
クリスさんは、社会から隔離された環境で育てられた生徒たちに、一般生徒と同じレベルの授業を受けさせることは重要だと話します。しかし、それより大事なことは、社会から疎外されたと感じてしまっている子供たちの「心理的な傷を治すこと」だと。
お互いのことを、とても信頼しているクリスさんと生徒たち。彼は海外メディア「the mighty」のインタビューで、より固くなった生徒たちへの思いを語りました。
「多くの人にこのプロジェクトが知られたら、生徒たちの、障がいを持つ子供たちに対する誤解が減っていくはずです。ほんの少し、特別な助けが必要なこの子たちが、どれほどきれいな心を持っているのか、きっと見えてくるはずです。」
今は、誤解や、差別、無関心などで辛い思いをする人々がいます。しかし、生徒たちを支え続けているクリスさんをきっかけに、世界は少しずつ変わっていくことでしょう。