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視覚障害者にとっての芸術の革命。手で鑑賞する「触れるアート」

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Indiegogo

「絵画は目で見て楽しむもの」…そんな固定概念を覆すアートが登場し話題になっています。

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その名は「見えざるアート(Unseen Art)」

世界的に有名な絵画を触って鑑賞できるというこのプロジェクト。 立案者であるヘルシンキ在中のMarc Dillonさんは、「見えざるアートにより、視覚障害者の方々にとって美術館やアートギャラリーに行くことが革命になるだろう」とコメントしています。

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出典:Indiegogo

どんなプロジェクトなの?

このプロジェクトは、古典的な名画の3Dモデルデータを3Dプリンターで出力することによって触って楽しむことができるそうです。

3Dプリンターとは、3Dグラフィックのデータを元に立体物を造形することができる、最新技術を用いた機器。 建築や医療、航空宇宙など様々な分野で活躍しています。

「でも、3Dプリンターがあってもデータがないと作れないんでしょ?」と思うかもしれません。

なんと、名画の3Dデータは全て無料とのこと! 3Dプリンターがあれば、美術館に行かなくても家で自由に芸術作品を楽しむことができるのです。

また、このプロジェクトは「Indiegogo」にて、さらなる活性化のため有志による投資を募集しています。投資することによって「触れるアート」をより多くの人に楽しんでもらうことができるのです。

世界に広がる「触れるアート」

スペインのプラド美術館では、『Didú』と呼ばれる3Dプリント技術を用いた視覚障害者のための芸術鑑賞プロジェクトも実施されています。

このプロジェクトでは、触って楽しむだけではなく、点字による案内や音声ガイダンスのサービスもあります。 もちろん、盲導犬の同行も認められているのです。

国内でも「触れるアート」が!

日本でも以前、あの有名な北斎の富獄三十六景の一つ「神奈川沖浪裏」がフルカラー石膏3Dになり話題になりました。

こちらの作品は神奈川県藤沢市にある湘南T-SITEという文化複合施設で見ることが可能です。 立体化したことによって、何重にもなる波の躍動感が迫力を増していますね!

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出典:Indiegogo

視覚障害者の方に限らず、すべての人に新しい芸術の形として広がっている「触れるアート」。 あなたも視覚だけではなく、触覚でも文字通り名画に「触れて」みてはいかがですか?

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