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チマチョゴリを着て『フリーハグ』をする韓国人、彼女の願いに何かが変わる…?

By - grape編集部  作成:  更新:

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出典:YouTube

静岡にある大学へ通っている韓国人の留学生、ユン・スヨンさん。韓国に住んでいたときからずっと、彼女は日本という国に興味を持っていました。

2015年現在、大学で日本語だけではなく、日本の歴史と文化についても学んでいます。そんな彼女の願いは、韓国人が持っている日本人への先入観を変えること。

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歴史や領地など、簡単には解決できない問題に、日本と韓国の関係は冷たくなるばかり…。

「きっと韓国人は日本人が嫌いだ。きっと日本人は韓国人が嫌いだ。」

韓国でも、日本でも、このような先入観を持っている人は少なくありません。先入観を持ってしまうのは、お互いの国の人と触れ合ったことがないからだとスヨンさんは考えました。

そうして始めたプロジェクト『ハグをしてみませんか?』。スヨンさんは、京都で「フリーハグ」を始めることにしたのです。

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彼女が持ち上げたボードには、こう書かれています。

「私は韓国人です。いっしょにハグしませんか?私はハグが大好きです!!」

普通なら、見ず知らずの人とハグをすることに抵抗があるでしょう。果たしてスヨンさんは、日本人とハグをすることができたのでしょうか。

一人ふたりと、両手を広げて近づいて来た人たち。日本人とハグをするにつれ、スヨンさんの笑顔もどんどん明るくなっていきます。

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この映像を撮影したのは、桑原功一さんです。桑原さんは何度も韓国へ足を運び、フリーハグを行っています。

スヨンさんが留学する前、日本と韓国の関係についてとても悩んでいたとき目にしたのが、桑原さんの2011年版の動画でした。

以前grapeでご紹介した、桑原さんが韓国で初めてフリーハグをしたときの様子です。

日本人がたった一人で、両目を隠したまま韓国の人通りの多い道に立って「フリーハグ」を行うことは、中途半端な気持ちではとてもできないこと。

勇気ある桑原さんの姿に、スヨンさんはとても大きな感動を覚えたそうです。そのきっかけに、彼女は自分もフリーハグをすると、心に決めたのでした。

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そして、「日本と韓国の懸け橋になりたい」と考えた彼女は、資金を集めるためにクラウドファウンディングにも挑戦しています。

先日、桑原さんから一通のメールがgrapeに届きました。そのメールで桑原さんは、スヨンさんが語る真っ直ぐな思いを伝えてくれました。

私はただ韓国人が抱く日本人に対する先入観を変えたいだけなのです。韓国では多くの方が、近年の日韓関係の悪化で、『日本人は韓国人のことが嫌い である』と思いこんでいます。それはメディアの影響もありますし、実際に日本人と触れ合ったことがない人が多いからだと思います。
きっとみなさんの中にも 「韓国人」というだけで、私のことを色眼鏡で見る人もいると思います。それは、今の韓国人も日本人に対して同じような感覚を持っているのです。

そのようなイメージが先行してしまっている状況が、問題をさらに複雑にしてしまっているように思います。その先入観をなんとかして変えたい。そこで私も韓国人として日本でフリーハグ をしてみたいと思いました。

私たちの歴史は変えられません。
でも、今の私たちの行動で未来なら変えられるはずです。もちろん、ハグをしたからといって、何かが解決するわけではありません。
ただ韓国人も日本人と同じ人間であることを、ハグを通していろんな人に実感してもらいたいのです。そして、多くの方に知ってほしい。私たちはうまくやっていけるということを。

一部の韓国人が持っている、また一部の日本人が持っている「先入観」。スヨンさんのハグで、きっと何かが変わり始めるはずです。

スヨンさんは2016年2月、大学を卒業する前の冬休みに、少しでも多くの日本人と触れ合うために、日本各地を回りながらフリーハグをする予定だそうです。

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日本にも、韓国にも、お互いの関係を友好的にするため努力する人々がいます。それは、高い地位を持っている人ではない、一般の市民たちです。

とても時間がかかる問題ではありますが、少しずつでも、両国の関係がいい方向へ変わっていくことを願います。

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出典
Free Hugs for Korea-Japan Peace 2011 (日本人が韓国でフリーハグをしてみた ソウル編 2011年版)우리 한번 안아볼래요?(韓国人が日本でフリーハグをしてみた)

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