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あの頃のように歌を。一度は諦めた思い、今の自分を受け入れ感動のステージへ

By - grape編集部  公開:  更新:

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家じゅうの窓を全開にして、太陽の光と新鮮な空気をめいいっぱい吸い込む。

毎朝行う、欠かせない私の習慣です。

日常において、そんな「できて当たり前」と思っていることが、実は「かけがえのないこと」であると、気づかせてくれる人たちに出会いました。

これからご紹介する動画は、様々な呼吸器系の疾患を抱えた人たちが、息をすることさえ苦しい現実を乗り越え、合唱団として素晴らしい歌を披露できるまでに成長したストーリーです。

「もう歌えない」 昔の自分に蓋をした、クレアとローレンス

歌う自由を失った、歌を愛する女性

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人前で歌ったり踊ったりすることが大好きなクレアさん。
そんな彼女に突然、病魔が襲います。

それは、重度の呼吸不全。その病気は彼女から「歌う自由」を奪いました。日常生活では肩がけの携帯用酸素吸入機が不可欠となり、歌うどころか、自力で満足に息をすることすら難しくなってしまったのです。

9.11の救護隊員であり、自らも被害者となった男性

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アメリカ同時多発テロでの緊急救護隊員であったローレンスさん。彼は、ビルが倒壊された時に発生した有害物質を吸い込んだことで肺機能の三分の一を失い、80歳~90歳と同等の肺活量になってしまいました。

そのため、走ったり、自転車に乗ったり、歌ったり、それまで普通にしていた多くのことを諦めてしまいました。

歌う歓びをもう一度

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彼らの力になりたいと動いたのは、世界中で医療機器を提供するフィリップス。

フィリップスは、イギリスの合唱団指揮者として有名なギャレス・マローン氏に協力を仰ぎ、クレアさんとローレンスさん、他にも様々な呼吸器系の疾患を抱えた人たちを集め、合唱団を結成しました。

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発表会は5日後。
しかし、ウォーミングアップですでにむせてしまうメンバーもいるほど、先行きは非常に厳しいものでした。

今の自分を受け入れる勇気

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練習を重ねるごとに、徐々に息遣いや声の出し方のコツをつかんでいくメンバー。昔の自分のようには歌えないかもしれない、でも、今の自分だからこそできる歌い方、伝え方をそれぞれ模索していきます。

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ついに本番前日。最初は無謀と思えた挑戦でしたが、皆の音程がぴったりと合うほどにまで上達し、思わず歓声がわきます。

本番の舞台は、アメリカで最も有名な劇場のひとつ、アポロ・シアター。誰もが憧れるあの舞台に、自分たちが明日立つ。緊張と興奮で心が躍ります。

彼らはどんな歌声を聞かせてくれるのでしょうか。

憧れの舞台へ。止まっていた時間が動き出す

幕が上がり、クレアさんの美しく伸びやかな歌声が響きます。そして徐々に皆の歌声が美しいハーモニーとなって場内を包みます。

全身からエネルギーが湧き出るような彼らの歌声、息遣いは、呼吸器疾患があるとはとても思えないほどで胸を打たれます。

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歌えること、そんな当たり前だと思っていたことが実はどんなに素晴らしいことなのか、彼らの歌声は忘れていた大切なことを思い出させてくれます。

今の人生を、誇りに思えますか?

⑥

彼らが「今」を乗り越え、日に日に成長していく姿を見ていて、こんなに生き生きとした顔ができているだろうかと、ふと自分を見つめ直したくなりました。

苦しみを乗り越えた人は、人生の尊さを誰よりも知っているのだと思います。

ただなんとなく過ごす毎日を、今この瞬間を何不自由なく生きられることに感謝して、自分の人生を誇れるように全力で生きたいと思いました。

あなたは、彼らの歌声に、何を感じましたか?

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