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「ホームレスがリフレッシュできるように」バスを大改造して作った場所とは

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:@lavamae

カリフォルニア州のサンフランシスコに住むドニース・サンドバルさんは、ある日街中でホームレスの女性とすれ違いました。何かを繰り返し口にしていた彼女。耳を澄ましてみると、「自分の体を洗えない」と何度も言っていることに気づきました。

日々、お風呂やシャワーを不自由なく使うことができたドニースさん。そんな自分と対照に体を洗えない女性を目の当たりにし、心の中で何かが響き渡りました。

帰って調べてみると、サンフランシスコ市内にある公共シャワー施設はたった16箇所。約3,500人ものホームレスがいるこの街にとっては圧倒的に少ない数でした。そこでドニースさんは、より多くの人が利用できるシャワー施設を自ら作ることを決意したのです。

Lava Maeさん(@lavamae)が投稿した写真 -

ドニースさんは Lava Mae(スペイン語で「自分を洗う」を意味する)という非営利団体を立ち上げ、利用されなくなったバスを市から譲り受けることに成功しました。なんとそのバスを改造して、シャワー施設にする計画を立てていたのです。

さらにホームレスの人々の気持ちが少しでも理解できるように、一週間シャワーをせずに過ごしました。

「体が汚れていることがどれだけ嫌で気分を落ち込ませるかがすごくわかった。尊厳をなくして逆境を乗り越えられる訳がない」とドニースさんは語っています。

Lava Maeさん(@lavamae)が投稿した写真 -

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現在2台ある改造バスには、市内から毎週200人もの利用者が訪れます。各バスに個室が2つあり、シャワー、トイレ、洗面所、ヘアドライヤーなどが備えられています。車椅子が入れる個室もあるので、体の不自由な人も安心して利用できます。

利用者からは「綺麗で静かだし、とてもプライベートな空間だった。スタッフも優しくて、生まれ変わった気分だよ」などと感想が寄せられていました。

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ドニースさんは2016年にもう一台増やす予定だと明かしました。これをきっかけに同じような施設が増え、利用者が様々な面でリフレッシュできることを願いながら、今後も活動に専念していくと語っています。

出典
@lavamae

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