農林水産省「絶対に食べないで」 注意喚起に「知らなかった」「広まるべき」
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※写真はイメージ

今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

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- 出典
- 農林水産省
食事は、生きるために必要不可欠。
私たち人間は、さまざまな食材の命から栄養をもらうことで、元気に生活することができてるのです。
しかし、適切な扱い方を知っておかなければ、時には逆効果になることも。食事によって体調を壊すだけでなく、最悪の場合は命に関わってしまいます。
農林水産省が『モロヘイヤの毒性』に注意喚起
食材に関するさまざまな情報を発信している、農林水産省。ウェブサイトでは、消費者から寄せられた『よくある質問』に返答をしています。
消費者からの質問の中には、モロヘイヤに対する、このような声もあるのだとか。
「モロヘイヤには毒があると聞いたけれど、本当?」
モロヘイヤ
モロヘイヤは栽培が簡単なことに加えて、栄養価が高いことから、日本でも親しまれている食材です。
旬は夏とされていますが、ゆでたり炒めたりと、さまざまな調理方法がある点から、通年消費されています。また、離乳食に使用されることも少なくありません。
モロヘイヤの毒性について、農林水産省はこのように解説し、注意を呼びかけました。
1980年代に日本で導入されたモロヘイヤは、比較的歴史の浅い野菜といえます。
モロヘイヤの毒性が発覚したのは、1996年。モロヘイヤの実が付いた枝を食べた、3頭の牛が命を落としたことで、種子に強い毒成分が含まれていることが判明したのだとか。
スーパーマーケットなどで流通しているモロヘイヤは、適切な収穫時期の若葉であるため、健康被害が生じることはないとされています。
しかし前述したように、モロヘイヤは比較的栽培が簡単な野菜。家庭菜園で育てる人も少なくないため、正しい知識を持たずに栽培してしまうと、毒性のある種子や莢が混入してしまう可能性があるのです。
モロヘイヤの種
農林水産省や食品安全委員会は、「市販のモロヘイヤでも、もし莢が紛れていたら食べないで」と警告。
しかし、その毒性は意外と知られていないようで、過去に莢の混じった市販のモロヘイヤが発見された際は、SNSで「知らなかった」「もっと広まるべき」といった声が上がっていました。
栄養価の高さから、健康食品として知られるモロヘイヤ。ほかの食材と同様に、扱い方を間違えると時には毒にもなり得ます。
栽培したり、調理をしたりする際は、人の体内に直接入るものと理解した上で扱いたいですね。
[文・構成/grape編集部]