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カレーに「恐怖」を追放する効果?ストレス解消やアルツハイマー予防にも

By - grape編集部  公開:  更新:

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週に1度以上はカレーを食べるという人、カレーを食べないと”なんだか落ち着かない”という方もいらっしゃるかもしれません。実はそれはカレーに含まれる成分のせいではないか?と思わせるような実験結果が発表されました。

カレーに用いられるスパイスのひとつ「ウコン」に含まれる「クルクミン」に、嫌なこと、怖いことを思い出させるのを防ぐ効果があるのではないかと、米国・ニューヨーク市立大学がマウスでの実験結果を報告しています。

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実験は、ある特定の音を聞いたときに怖がるようにマウスを訓練し、通常の餌を与えたマウスと、クルクミンが豊富に含まれる餌を与えたラットに、この音を聞かせて比較。通常の餌を与えたマウスは恐怖で動けなくなったものの、クルクミンを含む餌を与えたマウスは、動作を止めるようなことはありませんでした。

研究チームはこの結果から、クルクミンを摂取すると恐怖体験が蘇るのを防ぐ効果があると説明しています。クルクミンには神経変性の疾患から保護する働きがあるとし、ストレス障害の患者からストレスの元となっているネガティブな記憶を取り除く治療への適用が期待されるとのことです。

但し、今回実験に用いられたクルクミンの量は、ラット1キロの体重に対し、1グラムのクルクミンを使用しているため、同量をカレーで摂取することは難しいとのこと。人体への適用のためには、摂取が容易な高濃度のクルクミンの開発が必要となる見込みですが、有効な成分として大きな期待が寄せられています。

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クルクミンには他にも様々な効果が研究・報告されています。そのひとつがアルツハイマー病予防です。

アルツハイマー病は、アミロイドβという物質が神経細胞を殺してしまうために、痴呆の症状が現れます。金沢大大学院の山田正仁教授(神経内科)と小野賢二郎医師らの研究チームは、アミロイドβを含む溶液にクルクミンを加えると、神経細胞が守られることを確認。クルクミンを含むのエサを与えたマウスは発症しにくいというデータも明らかにされています。

その他、クルクミンには活性酸素を除去する働きもあり、発ガン予防、生活習慣病予防、うつ病予防、美肌作用などが期待されています。

出典
A Diet Enriched with Curcumin Impairs Newly Acquired and Reactivate... - PubMed - NCBI

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