
明らかにセクシーとはいえない表情、声のトーンになってしまいます。セクシーに表現しようとすることで、とても深刻な現実の状況を深く伝えようとしたこの動画、公開から1週間足らずで200万回以上再生されており、注目を集めています。
現在、約8000万人が紛争地域や自然災害に見舞われている地域で暮らして命を落としており、そのうち実に6000万人が女性と子供であるといいます。
この映像を制作し、世界120ヶ国以上で活動している子どもたちのための国際NGO・Save the Childrenへの寄付も、YouTubeのページから行なえるようになっています。
この現実をシェアして多くの人たちに知ってもらうとともに、ぜひ寄付もお願いします。
【↓動画は本文なかほどに掲載】
“セクシーさが売り”の新商品のコマーシャル撮影だと偽り、ファッションモデルを招集。カメラに向かってセクシーなフレーズをお色気たっぷりに話してもらいます。
「What is sexy?」(セクシーって何?)
「What are your deepest desires?」(一番の欲望は何?)
などのフレーズから始まり、モデルたちはカンペに表示されるフレーズをこれでもかというほどセクシーに読み上げ、撮影は順調に進みます。
そして最後のカンペです。
「毎日800人の母親と1万8千人の幼い子供たちが回避可能な原因により命を落としています。」
「2012年、660万人の5才以下の子供達が亡くなりました。その約半数は紛争地域に住んでいた子供たちで、彼らの命を守ることはできたのです。」
当然、モデルたちは戸惑いを隠せません。「とてもセクシーに読むことはできない。」「セクシーさが必要な文章ではない。」それでも、精一杯セクシーに表現するよう努めて撮影された映像がこちらです。