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命のぬくもりを感じさせる「下半身動かぬセラピー犬 シャネル」天使の笑顔に感動…

By - grape編集部  作成:  更新:

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「ドッグセラピー」をご存知ですか?犬との関わりにより、人の精神的な安定、健康の質を向上させることを目指した活動で、近頃社会福祉やリハビリテーションの分野で注目され始めています。

名古屋にある病院の、緩和ケア病棟でのセラピー犬と患者さんたちとのお話を元にしたフォトエッセイ本「下半身動かぬセラピー犬 シャネル」をご紹介します。

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ゴールデンレトリバーの女の子「シャネル」。本来、セラピー犬は膝に載せられるサイズの小型犬がほとんど。でもシャネルは大型犬ならではの身体と笑顔で包み込むオーラがあって、大変人気がありました。ところが、3年前から急に下半身がマヒして、動かなくなってしまいました。そんなシャネルの姿を記録した動画があります。

シャネルとともに患者さんを癒すセラピー犬たちは、みんな捨てられたり、殺処分を免れた子たち。つらい思いをしたことがある犬は、人の痛みがわかるのでセラピー犬に向いているそうです。

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シャネルは、自力で歩けなくなってからも飼い主の「お父さん」と一緒に病院へ通い続けました。ドクターや看護師さん、患者さんまでもがみんな彼女を愛し、彼女もまた、おひさまのような笑顔で患者さんと医療者たちの心を癒し続けたそうです。そして2015年1月、北風にさらわれるようにシャネルは天国へ旅立っていきました。

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この本は、シャネルの物語を中心に、セラピー犬たちと患者さん、医療者との心の交流を描いたフォトエッセイです。犬と交流している患者さんたちの穏やかな笑顔が、とても印象に残ります。

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最後に、印象に残ったシャネルの言葉(擬人化されたものですが)を引用しておきます。

「生きているあいだに大切な人に『ありがとう』を伝えなきゃ」
「お父さん、『ありがとう』」
「大好きだよ」

下半身動かぬセラピー犬シャネル ~緩和ケア病棟の天使たち~ ーより引用

人間のエゴにより殺処分となっていく動物たちを、一匹でも救う試みでもあるこの「ドッグセラピー」。シャネルの物語を通して、もっともっと広めていきたいですね。

出典
下半身動かぬセラピー犬シャネル ~緩和ケア病棟の天使たち~

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