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「地元の魅力を再認識してほしい」長野県上田市でご当地ヒーローを立ち上げた男性

By - ニッポン放送  公開:  更新:

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「ずねぇごったくを、べちゃれ!」

真っ赤な甲冑を身にまとったヒーローが叫ぶと、会場の子どもたちも大人たちも大喝采!

「ずねぇごったく」は、上田地方の方言で「意地悪な悪人たち」。「べちゃれ」は「ゴミなどを捨てる、始末する」という意味から転じて「やっつけろ!」。

ヒーローの名前は『六文戦士(ろくもんせんし)ウェイダー』。戦国時代、真田氏が城を築き、徳川軍を二度も撃退したことでも有名な長野県上田市のご当地ヒーローです。

「赤い鎧を着ているだけで『真田がモチーフ』と分かってもらえるのは大きいですね。これはよその街にはない、上田だけの特権です」

と語るのは、ウェイダーの生みの親でもある羽地勝義(はねじ・かつよし)さん・44歳。

現在は会社員として働いていますが、かつては地元の制作プロダクションに在籍、報道カメラマンやCMディレクターとして活躍していました。

(写真・左)羽地勝義(はねじ・かつよし)さん

そのころ、幼い次男を毎日車で保育園まで送り迎えしていた羽地さん。

ある日、行くのを嫌がった次男をなだめるため、いつもと違う道を走ったところ、自分が知らない場所がたくさんあることに気付きました。

自分が地元に目を向けていなかったことを反省した羽地さん。6年前にフリーのディレクターとして独立した際、何か上田の街に貢献できることはないかと考え、真っ先に思い付いたのが、自分が子どものころ夢中になった『ヒーロー』を作ることでした。

「最近は、ご当地ヒーローも珍しくないですが、上田にはいなかったんですよ。これは自分が手を挙げるしかないな、と」

立ち上がった羽地さん。上田発のヒーローなら、真田をモチーフにするしかないと、得意のCG技術を駆使して、まずはコスチュームを3Dでデザイン。鹿の角が立った兜の中央には、真田氏の家紋である六文銭が6つ並んでいます。

このデザインをSNSで発表したところ「私にも手伝わせて!」と有志が10人集まり、ウェイダープロジェクトが発足。実際にコスチュームを作って、ヒーローショーを開催することになりました。

2013年4月、上田城跡公園の広場で、初めて人前にウェイダーが登場。

羽地さんもほかのメンバーも、ヒーローショーを手掛けるのは初めてというアマチュア集団でしたが、地元のフリーペーパーが取り上げてくれたお陰で、たくさんのお客さんが集まってくれました。

「子どもたちに『ウェイダーがんばれ!』と声援をもらった時、みんなグッときて、ウェイダー役も、スーツの中で泣いてました」

という羽地さん。

そんな地元の人たちの温かい声援を受けて、ショーもだんだん進化。ファンも拡がっていきました。

ショーの様子

ショーの様子

ヒーローショーの脚本も羽地さんが自分で書いていますが、

「真田がいまでも人気なのは、強い者に攻撃され、窮地に陥っても、くじけずに頑張っていったからだと思うんです。だからウェイダーも、必ず相手が強いという設定にしています」

という羽地さん。

絶体絶命のピンチからウェイダーを救うのが、子どもたちの声援です。

「ウェイダー、がんばれ〜!」という声が高くなればなるほど、腰のベルトに付いている『ずくメーター』が上がっていきます。

『ずく』は地元の方言で『やる気』という意味。ウェイダーのパワーが回復し、悪役をやっつけます。ただ強さを売りにするのではなく、周りから支えられて窮地を乗り越え、戦いに勝つヒーロー。

ショーの最後に、ウェイダーが子どもたちに向かって、必ずいうメッセージがあります。

「悲しそうにしていたり、辛そうにしているお友達がいたら、声を掛けて、話を聞いてあげようね!」

【10時のグッとストーリー】 八木亜希子 LOVE&MELODY 2017年7月22日(土) より

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出典
「ずねぇごったくを、べちゃれ!」地元の魅力を再認識して貰うため、ご当地ヒーローを立ち上げた男性【10時のグッとストーリー】

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