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スケボーを乗りこなすアフガニスタンの少女たち。その笑顔が胸にぐっとくる

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:SKATEISTAN

アフガニスタンは20年以上も続く侵略や内戦の末、生活システムが崩壊しました。人々の暮らしはとても貧しく、首都であるカブールでも、多くの子どもたちが家計を助けるために、路上で車の窓を拭いたりアクセサリーなどを売り歩いたりと労働を余儀なくされています。教育システムも崩壊した上、学校が旧支配勢力タリバンに襲われることもあります。

女性のスポーツが制限されている中で、スケートボードが広まりつつある

タリバン政権が崩壊する前までは、女性はスポーツをしたり学校へ行くことが禁じられていました。現在でも服装の制限などから、自転車に乗ることやスポーツをすることができない場合がほとんどです。そんな少女たちの間で最も人気のあるスポーツがスケートボード。それは徐々に広まりつつあります。少女たちは生き生きとした表情を浮かべながら、スケートボードを楽しんでいます。

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出典:SKATEISTAN

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出典:SKATEISTAN

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出典:SKATEISTAN

NPO法人「スケーティスタン」がスケートボード学校を設立

2007年、オーストラリア人のオリバー・ペルコビッチさんは、首都カブールで子どもたちにスケートボードのレッスンをするようになりました。オリバーさんは、女の子は12歳を過ぎると公共の場でスポーツができなくなるということを知ります。そして、そんな少女たちが自由にスケートボードを楽しめるように「スケーティスタン(skateistan)」を立ち上げてスケートボード学校を設立しました。

その活動は徐々に広まっていきます。設立から2年後には、アフガニスタンのオリンピック委員会から寄付された土地に、屋内スケートパークと教育施設を建設することができました。

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出典:SKATEISTAN

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出典:SKATEISTAN

スケートボードだけに留まらないスケーティスタンの活動

女性がスポーツをしたり学校へ行くなんてとんでもない」。タリバン政権崩壊後もこうした価値観は根強く、スケーティスタンを立ち上げた時は大人からの反対も多かったそうです。しかし15~24歳の若者の識字率が、男子で49%、女子はわずか18%なのが現実。これから国を担う若者の教育向上は必須の課題です。

アフガニスタンは低年齢化しており、人口の半数が14歳以下です。この若者たちの意識を変え、国の未来に新たな希望の光を灯そうとオリバーさんは考えました。スケーティスタンでは1時間スケートボードをして、1時間勉強する。授業は絵画やパペットショー、動物園への遠足なども組み込んで、楽しく総合的に学べる工夫をしています。

スケーティスタンは、明確なビジョンを持って活動しています。「世界を変えるリーダーを育成する」、「信頼・尊敬・平等の尊さを知る」、「女の子と働く子どもに教育を提供する」。

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出典:SKATEISTAN

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出典:SKATEISTAN

スケーティスタンの活動は、多くの子どもたちの未来を切り開いていくきっかけになることでしょう。過酷な環境の中で懸命に生きる子どもたちの姿に、世界中から寄付が集まってきています。

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出典:SKATEISTAN

出典
SKATEISTAN/Afghanistan's Girl Skaters -- Kabul 2012/世界の人口ピラミッド

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