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高校生の発明に拍手!飛行機内での、病原体の空気感染を防ぐ研究がすごい!

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Intel ISEF

このたびご紹介するお話は、飛行機をよく利用する人にとっては朗報かもしれません!

旅客機旅行での空気感染のリスクを軽減するアイデアを、カナダの高校生が研究発表しました。

言わずもがな、飛行機は旅行を楽んだり、ビジネスを成功させるためにも大切な交通手段です。この飛行機の客室(キャビン)では、長い時間、さまざまな人と同じ場所に乗り合わるわけですが、「はしか」「水ぼうそう」「結核」などのような「空気感染」のリスクは避けたいですよね。体調管理は大切ですもの。

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出典:YouTube

上記の画像は、発明したカナダ在住の高校生レイモンド・ワン君(17歳)です。なかなか聡明そうです。彼が、このキャビン内でのリスクを軽減に貢献する可能生がある素晴らしい研究を発表しました。

病原体が広まるリスクを55分の1に減少!

レイモンド・ワン君が発表したのは、grapeの記事「日本の高校生が快挙! 科学オリンピックで入賞した未来の科学者達がすごい!」でもお伝えした「インテル国際学生科学フェア(Intel ISEF 2015)」です。未来を担う高校生を対象としたこの世界最大の科学コンテストでチャンピオンとなり、賞金75,000米ドル(日本円で約900万円!)を獲得したのです。

彼がこの研究を行うきっかけとなったのは、エボラ出血熱の発生を伝えるニュースでした。もちろん、ご存知のとおりエボラウイルスは基本的に空気感染はしないと考えられています。

その後、彼は調査を進めていくと、インフルエンザなどの病原体が機内乗客に広まるいくつかの恐ろしい統計データーと出くわしました。さらに調べると、機内における感染症を防ぐため空調システムについては、ほとんど研究が行われていないことも知ったのです。

そこで彼が開発した新しい空調のシステムは、いままでの空調システムとは全く異なる空気の流れが生みだすことができました。各座席に届く新鮮な空気の量が最大で190%増加し、病原体が広まるリスクを55分の1に減少させることができたのです。こちらは、その動きを示す動画です。

空気感染とは

発病した人と同室にいただけで感染することがあります。空気を通じて感染することを、文字通り「空気感染」と呼びます。飛行機の空調機を通じて感染する可能性もあります。空気感染を起こす感染症と・病原体としては、先の「はしか」「水ぼうそう」「結核」が代表的ですが、SARSなども空気感染が指摘されています。

そもそも伝染するおそれのある重大な感染症にかかっている人は、航空旅行は控えるべきでしょう。発病していれば控えるかもしれませんが、潜伏期に飛行機に搭乗してしまうことも否定できませんよね。すると、空調を通じて、飛行機に乗り合わせた人たちが感染してしまうかもしれません。このような事態を防ぐためにも、レイモンド・ワン君の研究は、飛行機の利用をより安全なものにしてくれるかもしれません。

若々しい発想とアイデアで、私たちが住む世界がますます安全で快適になっていくことを願うばかりです!

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出典
Grand award winners announced at Intel ISEF 2015/Vancouver Teens Win HUGE At World Science Fair/Meet the teen who just won $75,000 for inventing a system to keep germs from spreading on airplanes/Raymond Wang Intel ISEF 2015 Presentation_DSC 7442 

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