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「今度はウチが」糸魚川大火で全焼した酒蔵 その時、被災地の酒蔵が送った言葉

By - ニッポン放送  公開:  更新:

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久洋さんは去年の1月下旬から岩手に移り、4月上旬まで3ヵ月近く、住み込みで働き、麹(こうじ)の管理方法など、酒蔵で働いていくための基本事項を身に付けていきました。

「岩手では、震災の被害を受けて、ゼロから建て直した酒蔵も見学させてもらったんですが、『明るく、前を向いて行った方がいい』という親身のアドバイスは、心に響きましたね」

新潟県見附市 酒米 白藤 コメ作り 体験

新潟県見附市のコメ農家で酒米「白藤」のコメ作りを体験中

岩手での修業を終え糸魚川に戻ると、今度は加賀の井酒造が契約している新潟県見附市のコメ農家から「うちで米作りを学ぶといい」という申し出がありました。ここで作っている『白藤(しらふじ)』という新潟産の酒米(さかまい)は、芳醇な味を演出する、加賀の井にとって欠かせないお米。

「自ら田んぼで働くことで、農家がどれだけ、お米に思いを込めて作っているかを知ることができる。それは酒造りの上で、必ずプラスになる…」久洋さんは5月から秋まで見附市に何度も足を運び、田植えから収穫まで、『白藤』のコメ作りを体験。

「そのお陰で、このコメでおいしい酒を造りたいという思いが、より強くなりましたね」

加賀の井酒造 酒造り

真剣な表情で父・幹男さんの指導に耳を傾ける久洋さん

その間、加賀の井酒造の再建に奔走していた兄の大祐さんは、富山県の酒蔵・銀盤酒造の設備を借りて、酒造り再開にこぎ着け、去年の5月、まずは顧客向けに『加賀の井』四合瓶4千本を出荷。そして去年の11月、二度目の酒造りには久洋さんも参加。現場を預かる父親の幹男(みきお)さんが指導に当たりました。

「ここまで来ることができたのは、弟がいてくれたお陰。二人だから乗り越えられた」という兄の大祐さん。酒蔵の再建工事も順調に進んでおり、2月には元の場所に、新工場が完成する予定で、自慢の井戸水を使った、本来の「加賀の井」がいよいよ復活します。久洋さんは言います。

「火災のあと、『応援してるよ』『待ってるからね』という声を、たくさんいただきました。もう一度、おいしいお酒を造ることが、復興への何よりのアピールになります。もっともっと酒造りを学んで、糸魚川で日本一の酒を造っていきたいですね」

加賀の井酒造 再建 工事中

現在、酒蔵の再建工事中の『加賀の井酒造』 苦難を乗り越えてより強く生まれ変わります

『越後 大吟醸 加賀の井』四合瓶 いつか日本一の酒として日本中で愛されますように

【10時のグッとストーリー】
八木亜希子 LOVE&MELODY 2018年1月20日(土) より

下の画像をクリックすると『10時のグッとストーリー』をradikoタイムフリーでお聞きいただけます。

※画像をクリックしても再生されない人はこちら。

※ 2018年1月28日 午前5時までお聴きいただけます。
※ ニッポン放送radikoは関東地方でのみ視聴可能です。そのほかの地域の人はエリアフリーをご契約いただくと視聴が可能です。

八木亜希子LOVE & MELODY

毎週土曜日 朝8:30~10:50 AM1242 FM93 ニッポン放送にて生放送。あなたからのリクエストと、いろんな「愛」を感じるお話で織りなす2時間20分。
八木亜希子LOVE & MELODY 公式サイト

出典
糸魚川大火で酒蔵が全焼…一から酒造りを学び、 再興を図る蔵元の兄を支える弟のストーリー

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