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ビートたけし「俺が生かして、殺したような」 大杉漣の訃報に、涙

By - grape編集部  作成:  更新:

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2018年2月21日に、66年という生涯の幕を下ろした、俳優の大杉漣さん。

『シン・ゴジラ』『相棒』『HANA-BI』など多数の作品に出演していた大杉さんは、その名演ぶりから『300の顔を持つ男』と呼ばれていました。

大杉さん急死の報に、時が止まる

映画監督として、数多くの作品を大杉さんと共に手がけてきた、ビートたけしさん。

たけしさんはTV番組の収録中に、大杉さん急死の報を受けました。一緒にいたタレントの東国原英夫さんは、自身のTwitterアカウントで、当時の様子をこう明かしています。

東国原さんの話す「師匠」とは、たけしさんのこと。報せを受けた時、たけしさんは固まっていたといいます。

2月23日に放送されたTV番組『バイキング』(フジテレビ系)に出演した東国原さんは、その時のたけしさんを振り返り、次のように語りました。

そうですね。あ然とされておりましたね。

明日か明後日、おそらくコメントを出されるんじゃないかと思います。

だからあのー、『ソナチネ』の時ですね。あん時に、3分か4分ぐらいで「こいつだと思った」っていうのは、当時おっしゃってましたね。

「こいつは大きくなるぞ」と、ずっとおっしゃってたんで。その通りになったので。すごい、やっぱなんか、千里眼というかね。

バイキング ーより引用

東国原さんのいう『ソナチネ』とは、たけしさんが監督を務めた映画です。そのオーディションで、大杉さんとたけしさんは出会いました。

オーディションに現れた大杉さんに対し、鮮烈な印象を受けたたけしさん。その後、東国原さんに対し、大杉さんのことをたびたび絶賛していたのだそうです。

大杉さん急死の報に、涙浮かべる

2月24日に放送された『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)に出演した、たけしさん。

番組内で大杉さんの追悼VTRが流れた際、目にあふれる涙をぬぐいながら口にしたのは、『ソナチネ』でのエピソードでした。

勘違いにより、オーディションに遅刻してしまったという大杉さん。しかし、大杉さんをひと目見たたけしさんは、「この人を使うべきだ」と直観します。

映画の撮影時、「全部アドリブでやって」とたけしさんが声をかけたところ、大杉さんはその要望に難なく応えたのだそうです。大杉さんの才能に、たけしさんも舌を巻いていました。

最後の『アウトレイジ』もね、出てもらってるんだよね。

結末は漣さんが、その申し訳ないんだけど、死ぬ役なんだよね。

だからなんか、すごい変ないいかたなんだけど、俺が生かして、俺が殺したみたいな、妙な気になって。なんかね、悲しいけどね、申し訳ないなと思ってさ。

新・情報7daysニュースキャスター ーより引用

まだ名の売れていなかった俳優時代から、どんな役でも引き受け、しっかりとこなしてくれた大杉さんに、たけしさんは「支えられた」と感じる場面もあったのだとか。

たけしさんは、深い付き合いのあった大杉さんの早すぎる死を悼み、「近い人の死はこたえる」と、声をつまらせました。

縁があってね、自分の映画を支えてくれた人だから。縁っていうのは大事だし。

ちょっと、木曜日だったかな、マネージャーが「大杉漣さんがお亡くなりになりました」って、俺にいうのよ。

「お亡くなりになりました」は分かるのよ。死んだっていうことだよね、って。「誰が?」って。「いや、大杉漣さんです」っていうから。

俺、大杉漣さんはこれほど知ってるのに、真っ白で、分かんないのよ。「誰それ、大杉漣って」っていってるわけ。

新・情報7daysニュースキャスター ーより引用

たけしさんは報せを受けるも、頭がパニックになってしまい、意味を理解するのにしばらく時間がかかったといいます。

涙を浮かべるたけしさんの姿に、多くの人が心を痛めました。

【ネット上の声】

・たけしさんにとっては、教え子に先立たれたようなもの。それはつらいよね…。

・たけしさんの泣いている姿を見て、また涙が出てきた。

・たけしさんは大杉さんのことが、本当に大好きだったんだろうな。

監督と役者という縁で結ばれ、深い絆を築いてきた、たけしさんと大杉さん。たけしさんの思いは、大杉さんの元にも届いていることでしょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
バイキング新・情報7daysニュースキャスター@higashi_kokuba

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