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もう一度踊りたい…!足を失った女性を支えたのは、科学の力でした

By - grape編集部  作成:  更新:

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出典:YouTube

49歳のヒュー・ハー氏は、MIT(マサチューセッツ工科大学)の准教授です。

彼は17歳の時に登山事故にあい、凍傷のため両足を失いました。けれど、再び山に登りたい一心で、義足の開発を始めます。最新の技術を投入していくことで、フリークライミングも可能になるような、革新的な義足を生み出してきました。

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左足を失ったダンサーとの出会い

2013年4月。ボストンマラソンの爆発事件において、一人の女性が悲劇に見舞われました。彼女の名前は、エイドリアン・ハスレット=デービス。

この爆発は、彼女が立っていた場所からわずか1.5m先で起こりました。そして、彼女の身体は吹き飛ばされて…大切な大切な、左足を失うことに。

左足を失って、ダンスができなくなったデービスさん…。社交ダンスの先生だった彼女にとって、ダンスは「全て」でした。何としても「ダンスフロアーに戻りたい…!」そう強く願っていたところ、ハー氏と出会います。

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「身体に障害がある人はいない、技術に障害があるのだ」と語るハー氏は、デービスさんに会ってすぐに”踊れる”義足の開発を始めようと思いつきました。そして早速、MITの教授陣でロボット工学、機械学習、バイオメカニスクの専門家たちを集めて「チーム・ダンス」を作ります。

困難を乗り越えて…

社交ダンスには、長年の練習で培ったバランス感覚や高度な技術が要求されるため、「義足で社交ダンスの技術を再現することはできない」と考えられていました。けれども「チーム・ダンス」の面々は、200日もの時間をかけてダンスの動きや特徴を分析し、ダンスの動きが可能な義足を生み出しました!

その素晴らしい成果をご覧ください(ダンスのシーンは16:45頃からです)

デービスさんの輝く笑顔を見られて、ハー氏も満足そうです。

実は、今回が事件後初のダンスだったそうですが、そうは見えないほど義足は彼女に馴染み、しなやかに踊っていますよね。デービスさんの感謝の気持ちは、きっと言葉では言い表せないほどなのでしょう。

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これからもっともっと、バイオメカニクスの技術が発展していくことで「障害のない世界」が実現されればと、願ってやみません。

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Hugh Herr: The new bionics that let us run, climb and dance「それでも私は踊る」 ボストン爆破テロで足を失ったダンス教師 

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