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大阪北部地震 現在の復旧状況を現地から報告 ガスは1件ずつ開栓作業

By - ニッポン放送  公開:  更新:

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大阪北部地震 道路に残る、倒壊した高槻市立寿栄小学校のブロック塀 提供産経新聞

「飯田浩司のOK! Cozy up!」(6月25日放送)に朝日放送ラジオ株式会社編成統括本部編成部八木原明俊と、ジャーナリストの須田慎一郎が出演。先週発生した大阪北部地震について、当日の状況や復興途中の現状、今後の課題点について解説した。

大阪北部地震から1週間

先週18日の月曜日。7時58分頃に、大阪府北部で震度6弱の地震を確認。それからちょうど1週間が経過した。ライフライン復旧や避難している方の現在の様子、ブロック塀など、今回の地震で浮かび上がっていた問題などを現地と電話で話を伺う。

飯田)朝日放送ラジオ株式会社編成統括本部編成部八木原明俊さんと電話がつながっています。地震発生当時は、どこにいましたか?

八木原)神戸市東灘区の自宅にいました。震度4くらいでしたが、自宅は大丈夫だったので、出社しようと思って家を出たのですが、公共交通機関はすべてアウトでした。鉄道は止まっていたので道路を利用しました。タクシーが捕まらず、幹線道路の国道2号線が、大渋滞で動かない。路線バスにも乗りましたが、歩いた方が早い状態。結局、東灘区から尼崎に入る辺りまで歩きました。そこで、ようやく偶然タクシーが見つかり、乗ったのですがそれからかなり渋滞しました。夕方4時くらいにならないと到着できませんでした。

飯田)本社まで、それだけ時間がかかった?

八木原)ちょっと要領が悪かった気もしますが、本当に道路も含めて交通がマヒしていたのが実感ですね。

女児死亡事故が発生したブロック塀と似たような塀が撤去されつつある

飯田)あれから1週間ですが、いま大阪の近畿圏の様子はどうですか?

八木原)いわゆる町の様子は復旧して、いつも通りですが、震源に近い高槻市あたりへ行くと、瓦がズレていたり、それを保護するために屋根にブルーシートを掛けていたりということが目立ちますね。塀が崩落した高槻の寿栄小学校と同じような、プールに目隠しをするようなブロック塀が、近畿にはかなりありますが、大阪北部の池田市では、すでに撤去作業を始めています。先週の22日金曜日にはすでに始めていて、ブロック塀の半分以上を取り壊していました。目隠し自体は必要なので、金網とスチールを組み合わせたフェンスのような物を掛けていましたが、「あまり隠せていないので、今後どうしようか」と言う状況です。撤去作業が高槻の方などに広がると思いますが、根本的にどうするのかという問題が残ると思います。

飯田)やるにしても、予算もかかる問題ですしね。

八木原)そうですね。なかなか悩ましい問題だと思います。

飯田)その辺、これから市内、府内で議論が始まる感じですか?

八木原)そうだと思います。

ライフラインの面ではガスの開栓・復旧が遅れている

飯田)ライフラインについてです。ガスが最後まで残っていますね。

八木原)そうですね。都市ガスが1番遅れています。やっと昨日の時点で大阪ガスがほぼ全面復旧。ただ、復旧をする方が1軒ずつ点検しますが、留守の家には入れないので、それはこれからです。

飯田)県外に避難していたり、避難所にいる人たちですね。

八木原)阪急高槻市駅周辺は、非常に大きな飲食店街があります。そこを覗いてみたら、「復旧開栓員」と腕章をした、職員らしき人が1軒ずつ回って調べて、開栓作業をしている姿が印象的でした。

飯田)人海戦術で潰していくしかないわけですね。

八木原)5,000人くらい従事されたという情報があります。全国から応援も入っているとの情報もありますね。

今後の課題は交通機関の復旧方法

飯田)今後復興に向けて課題は、どんなものがありますか?

八木原)今回は交通機関の復旧が遅れた印象があります。ネットワークが大きなJR西日本の復旧が遅れたこともありますが、実はもっと遅れていたのが、大阪モノレールです。23日に全面復旧したのですが、当日動かして、1部車両に異常が見つかり、昨日24日にまた全面運休してしまいました。今日からまた復旧しましたが、異常があった車両を除いて、便を減らして運行しています。これから飛行機で大阪に来られる方は、大阪空港は、車以外ではモノレールしか通っていないので、ちょっと混雑するかもしれません。

飯田)けっこう高槻の辺りは、高齢のご家庭も多いですからね。

八木原)そうですね。まだ避難している方が500人以上います。阪神大震災でも思いましたが、避難所や仮設住宅は、立場の弱い人ほど、長い間いざるを得ない状況になっています。そういう人たちに手を差し伸べるのが、これからの課題になると思います。

飯田)弱者の方にどう手を差し伸べるか。これは難しいですね。

須田)公共交通機関なのですが、大阪市内で取材していると、「復旧にかかる時間があまりにも長すぎるのでは」と思います。人を使って目視で確認しなければならないのですが、海外では「ドローンで確認して数時間で復旧」というケースが、出てきているのですよ。

飯田)映像の解像度も高いから、ほとんど目視と同じことができるわけですね。

須田)日本はその辺がちょっと遅れているのではないでしょうか。

飯田)「駅で人が溢れてしまい、整理に人手を割いていたので、点検の方へ人員を回せなかった」とJR西日本は言っていますが、たしかに新しい技術を使えばそういうところはカバーできるかもしれませんね。

飯田浩司のOK! Cozy up!
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出典
大阪北部地震~現在の復旧状況と今後改善すべき点

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