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日仏首脳会談~共通認識は「中国にプレッシャーをかけること」

By - ニッポン放送  作成:  更新:

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月18日放送)に青山繫晴(自由民主党・参議院議員)が出演。昨日、パリで行われた日仏首脳会談について解説した。

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共同記者発表を終え、フランスのマクロン大統領(左)と握手を交わす安倍首相=2018年10月17日、パリの大統領府(共同) 写真提供:共同通信社

日仏首脳会談~海洋安保で連携、北朝鮮非核化の協力も強化

安倍総理大臣はフランスのマクロン大統領とパリで会談した。両首脳は、海洋進出を強める中国を念頭に置いた安全保障分野での連携や、北朝鮮の非核化と拉致問題の解決へ向けた協力を強化していくことを確認している。

飯田)欧州歴訪ということでスペインに続きフランスへ。そして、この後はベルギーのブリュッセルに飛び、ASEM(アジア欧州会合)に出席します。まずは、安倍総理の会見の模様です。

安倍総理)日本とフランスは自由貿易の旗手として、4月に署名を出した日EU・EPA(経済連携協定)、SPA(戦略的パートナーシップ協定)の早期発行を目指し、リーダーシップを協力して発揮していきたい。そして、両国ともに太平洋国家でもあります。自由で開かれた、インド太平洋のさらなる発展、繁栄のために、ともに力を合わせて協力していきたいと思います。
来年は、エマニュエル(マクロン大統領)がG7の議長を務め、私がG20の議長を務めます。よりよい世界を築くため、2人で協力していきたいと思います。

中国への危機感からヨーロッパは日本と組むしかない

飯田)日仏の連携とは、どういう意味でしょうか?

青山)フランスを始め、現在のヨーロッパはごちゃごちゃです。イギリスとの離婚話がさっぱりうまく行かない。フランスはEUをドイツと並んで率いてきましたが、ドイツのメルケル首相はヨタヨタです。しかも、マクロン大統領の足下で閣僚が、まるでトランプ政権のようにどんどん辞めていく。だから弱り切っています。
もともとマクロンさんは日本にそんな関心のある気配はなかったのに、急に「水面下でも日本と仲良くしたい」とイギリス海軍がしきりにアジアへ来て、自衛隊と初の訓練をする動きも見せている。
地球が狭くなっているのです。以前のヨーロッパはアジアへ関心が薄かったですが、通信・交通が便利になりましたので、「日本と組むしかない」という気配があります。
中国は一帯一路でヨーロッパにも手足を伸ばし、金銭面で困っている地中海のギリシャをチャイナマネーで頬を叩き、地中海に中国の拠点を作ろうとしています。

飯田)大きな港を買っていますからね。

青山)ヨーロッパは中国と商売したいからあまり表では言わないのですが、実はすごく危機感を持っています。
私の知り合いの、フランス政府の人やイギリス・ドイツ・スペイン・イタリア、みんな同じです。表現が悪いのですが、会合は渡りに船みたいな部分があります。ちょうどASEMの会合が開かれるから、「中国に対して一定のプレッシャーをかけるために安倍総理としてはマクロン大統領と仲良くする」というのが本質ですね。

飯田)この後の会合でも、「対中国」ということで首脳会合の後の声明なども検討されているようですね。

青山)これはかなり画期的です。本当はフランスと中国は水面下で強く結びついています。私が民間の専門家の頃、フランス国防省やフランス海軍と、パリで激しい言い合いになったのは、フランスが中国に空母を売ろうとしていたからです。その模型を見ましたが、甲板に大きなタワーが2つ建っている、ツインタワーになっているものでした。それを南シナ海・東シナ海に浮かべる話だったのです。
しかし、最近はフランスの喉元である地中海に対して、中国は少しやりすぎ感がある。それを象徴するような日仏首脳会談でした。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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ニッポン放送日仏首脳会談~共通認識は「中国にプレッシャーをかけること」

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