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没後25年を過ぎてもなお瑞々しい、ピアソラ音楽の魅力

By - ニッポン放送  公開:  更新:

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第527回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、12月1日に公開された『ピアソラ 永遠のリベルタンゴ』を掘り起こします。

音楽一筋! アストル・ピアソラの功績と家族の絆を紡いだドキュメンタリー

タンゴ界に革命を起こした20世紀の偉大な作曲家のひとり、アストル・ピアソラ。彼の71年にわたる生涯と、彼を支えた家族たちの姿を、貴重なアーカイブ映像やプライベート・フィルムを交え映し出したドキュメンタリー映画『ピアソラ 永遠のリベルタンゴ』が、日本でも公開となりました。

アストル・ピアソラと言えば、名曲「リベルタンゴ」の生みの親として有名です。バンドネオン奏者となった彼は、伝統的なタンゴを活かしながら、ジャズやクラシックなどまったく違うジャンルの音楽をあえて取り入れ、独自の“ヌエヴォ・タンゴ”(新しいタンゴ)というスタイルを編み出したことでも知られています。

心を揺さぶる哀愁に満ちたそのメロディーは、ヨーヨー・マやクロノス・クァルテットなどの一流ミュージシャンにもこよなく愛され、いまなお演奏され続けているピアソラが作曲した音楽。かつては“踊りのための伴奏音楽”と言われたタンゴを伴奏から主奏へ、脇役から主役へとその位置づけを昇華させたピアソラの、想像力の源と魅力を肌で感じ取ることができる作品となっています。

これまでにもピアソラにまつわるドキュメンタリーはいくつか発表されて来ましたが、本作がそれらと一線を画すのは、息子ダニエル・ピアソラの視点から構成されているということ。ピアソラが1975年に結成した電子八重奏団オクテート・エレクトロニコで、シンセサイザー/パーカッション奏者として活躍した息子ダニエルだからこそ知り得る、音楽家として、そして父としての葛藤が赤裸々に語り尽くされ、次々と明かされる真実に往年のピアソラファンも驚きを隠せないことでしょう。

茶目っ気があって喧嘩っ早くて、悩みを抱えながらも常に自信にあふれている…。魅惑の演奏シーンとともに浮き彫りになって来るアストル・ピアソラの素顔。自由に、粋に、音楽で人々を魅了したピアソラの生き様に触れてみて。

ピアソラ 永遠のリベルタンゴ
2018年12月1日からBunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー
監督:ダニエル・ローゼンフェルド
音楽:アストル・ピアソラ
出演:アストル・ピアソラ ほか
©Daniel Rosenfeld PHOTO:© Juan Pupeto Mastropasqua
公式サイト https://piazzolla-movie.jp/

八雲ふみね しゃベルシネマ

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出典
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