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ケリー氏の退任~トランプ政権はこれまでのように軍を抑えられるのか?

By - ニッポン放送  公開:  更新:

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月10日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。ケリー大統領首席補佐官を中心にホワイトハウスの人事について解説した。

ケリー大統領首席補佐官が年末までに退任

混乱が続くアメリカのトランプ政権。ホワイトハウス内に強い規律を導入するために力を尽くして来た、ケリー大統領首席補佐官が年末までに退任すると、昨日トランプ大統領が発表した。ケリー氏はトランプ大統領との不仲説が絶えず、このお目付役退任で、政権運営の混乱に拍車がかかる可能性がある。

飯田)ケリー氏退任以外にもさまざまな人事が週末発表されました。セッションズ司法長官の後任はウィリアム・バー氏。国連大使も辞任していますが、ヘザー・ナウアート報道官が指名されているようです。

須田)ケリーさんの退任には私も驚きました。2年前にトランプ政権が発足していろいろ問題を起こしながらも、曲がりなりにもどうにか政権運営して来たのは、やはり軍出身のケリーさんと、マティス国防長官の2人がいたからこそだと思います。肩書き的には「主席補佐官」は軽いようなイメージに思われるかもしれませんが、そんなことはありません。私はホワイトハウス内での最重要ポストだと思います。日本で例えると官房長官の倍くらいの権限を集中したようなポストだろうと思います。だから、トランプさんが無茶苦茶しても、ケリー首席補佐官がいるからこそ、スタッフも言うことを聞いて、指示に従って来た側面があるのです。
もう1つ大事なのは、やはりトランプ大統領がここまで政権運営に一定程度の安定性を持って来たのは、きちんと軍を抑えていたからなのです。軍を抑えるためにはマティスさんとケリーさんの存在がどうしても必要だった。すると、その一角が崩れるということは、軍を抑えきれるかどうかの問題にもつながると思います。

ケリー氏は「軍出身」ではなく「学識経験者」のイメージ

飯田)速報で、アメリカCNNテレビなどは9日、「年末に辞任するケリー首席補佐官の後任として、有力視されていたペンス副大統領の首席補佐官、ニック・エアーズ氏が就任しないことが決まった」と伝えたようです。かなり有力だったようで、人選が白紙に戻ったと大きく伝えられているようですね。

須田)それについては「辞退というか、拒否するのではないか」という情報も入っていました。いまそのポストに横滑りしたところで、うまく仕事を仕上げるのは難しいだろうと。特に、通常と言うか、普通の大統領首席補佐官の仕事をやろうとすると、安全保障担当補佐官のボルトンさんとぶつかってしまうのですよ。そことの人間関係ですね。今回も「私を選ぶか、ボルトンを選ぶか」となったら、トランプさんはボルトンさんを選ぶ選択肢を取ったわけです。

飯田)この人は「ホワイトハウス内に規律を!」という部分で「親族でもちゃんと許可しなければホワイトハウスへ入れないぞ」と、クシュナーさんやイバンカさんとモメていましたね。

須田)そうですね。軍出身だから荒っぽいイメージをされるかもしれませんが、そんなことはありません。大学で教鞭も執っていたインテリです。私は軍出身というカラーより、学識経験者のイメージを持たれた方が、ケリーさんに対して、きちんとしたイメージが湧いて来ると思います。

飯田)日本として考えると、こうなるとマティスさんを頼りにしつつ、ペンスさんも含めて、となるのでしょうか?

須田)と言うより、2年後の大統領選挙がどうなるかだと思います。このまま、トランプ政権が2期目まで行くのかどうか。その辺が今後非常にグラグラして来たと思います。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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ニッポン放送ケリー氏の退任~トランプ政権はこれまでのように軍を抑えられるのか?

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