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デヴィ夫人を妻の師匠と呼ぶ夫 その理由を知り、仲良し夫婦にほっこり

By - 産経新聞  公開:  更新:

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産経新聞大阪版、夕刊一面で毎日連載中。一般の方から寄せられた600字のエッセー『夕焼けエッセー』。

さまざまな年齢、職業の人々がつづった等身大のエッセーをご覧ください。

デヴィ夫人が師匠?

今年2月テニスをしていてアキレス腱を切断し、手術、入院の後、現在まだ完治とはいえない。それまで通勤手段は40~50分かかるが健康のためにと徒歩だったが、それもできそうにない。

どうしようと考えた末、車の免許はあるので、原付きはどうだろうと夫に相談した。ダメとは口にしなかったが、原付きは危ないことを散々説明された。50歳も超えて今さらなにを、暗に反対の立場である。

ネットで、原付きに関する書き込みをいろいろ読んだが、やはり「危険」という文字が目につく。あきらめようかな、と思ったとき。

テレビで、デヴィ夫人がバンジージャンプに挑戦する姿を見た。80歳も近いのに大丈夫なのかと驚いたが、この姿が私の背中を押した。何歳になっても挑戦できる、とりあえず原付きに乗ってみよう!

すぐに中古の原付きを購入、通勤路を主人と走ってみた。「ひどい」と主人はあきれ口調で、心が折れそうになったが、おばちゃんだっていっぱい乗ってるやん、と自分を奮い立たせて、なんとか原付きデビューをはたした。

それから何カ月か過ぎ、現在さらなるステップアップのため、125ccの免許取得に向け教習所に通っている。できない理由より、できる理由を考えよ、だ。

テレビで、デヴィ夫人の姿を見かけると主人は、「律子の師匠でてるで」と笑う。

大阪府 54歳

産経新聞 2018年12月12日 ーより

[提供/産経新聞 ・ 構成/grape編集部]

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