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「昨日は楽しかったね」何度も届くメール 「お生憎」と語る女性の言葉に拍手!

By - 産経新聞  公開:  更新:

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※ 写真はイメージ

産経新聞大阪版、夕刊一面で毎日連載中。一般の方から寄せられた600字のエッセー『夕焼けエッセー』。

さまざまな年齢、職業の人々がつづった等身大のエッセーをご覧ください。

メール

メールはパソコンで十分だし、携帯のメールはまず使うことがない。それなのにメールの着信があった。「昨日は楽しかったね。飲んで無事に帰れた?」等々まるで見当違い。すぐに間違いに気づくだろうと放っておく。

第二便。いかにも親しげに。放っておく。第三便。「土曜日の件、オッケーです」と。

これは連絡が届かなければ困るのじゃないの?と、つい親切心を出してしまい、それでも無愛想に「間違いメール」とだけ返信する。すぐに「マジで?信じられない。○○君じゃないの?」ときた。「違います。迷惑です」と返す。「友達に聞いて芸能関係の友人に出したのだけど、あなたは芸能関係の人じゃないのですか」「関係ありません」

その後しばらくして「後輩から聞いたアドレスを打ち間違えたみたいです。すみませんでした。こんなことは初めてなのでとまどってしまって。でも親切な人につながってよかった」と。分かればいいんだよ、とほっとしていると、翌日「少しお話しませんか」「詳しく話したいので連絡ください」「連絡待っています」としつこい。

これはおかしいと完全に無視する。そんなにまでして出会いを求めたいの?それとも新種の詐欺商法?芸能関係をチラつかせればすぐに食いついてくる若い女の子だと思ったのかな?あいにくそんなオアソビに付き合う暇はないの。これでもけっこういろいろと忙しいのですよ。オバアチャンは。

奈良県 72歳 

産経新聞 2017年10月14日 ーより

[提供/産経新聞 ・ 構成/grape編集部]

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