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山田孝之初プロデュース映画が問いかける「善と悪はどこからやって来るのか」?

By - ニッポン放送  公開:  更新:

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第554回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、1月26日から公開となる『デイアンドナイト』を掘り起こします。

オリジナル脚本で紡ぐ衝撃の人間ドラマ

海岸沿いに風車が並ぶ地方の街。東京で暮らしていた明石幸次が実家へと戻って来た。彼の父は大手企業の不正を内部告発したことで自殺に追い込まれてしまい、残された家族も崩壊寸前となっていた。

絶望的環境に途方にくれる明石に手を差し伸べたのが、北村という男。彼は児童養護施設のオーナーとして孤児たちを養う一方で、盗難車の違法販売や水商売の元締めなどの裏稼業にも手を染めていた。そして、子どもたちを生かすためなら犯罪をも厭わないという道徳観の持ち主だった。

そんな北村に次第に魅せられていく明石。そして自らの奥底に眠る復讐心に駆り立てられるままに、やがて善悪の境い目を見失っていく…。

俳優の山田孝之が初の全面プロデュースを手がけた映画『デイアンドナイト』が、ついに全国公開。父親の自殺の真相を探る男の姿を通じて、“人間が持つ善悪”という二面性について真正面から斬り込んだ野心作です。

本作の企画は、主演の阿部進之介と藤井道人監督が「ふたりで映画を作れたらいいね」と話していたことから始まったとのこと。お互いの好きな映画について語り合ううちに本作の原形のようなものができ、そこに山田孝之が加わることでプロジェクトはさらに加速。明石役を阿部進之介が、それ以外の役を山田孝之がその場で演じながらストーリー構築を繰り返すこと4年。オリジナル脚本を完成させました。

誰かからオファーを受けて始まった企画ではなく、自分たちがやりたいことを追求して、その結果として完成したのが本作。それだけに作り手の熱量が随所に感じられます。

昼と夜、表と裏、善と悪。誰かから見たら“悪”だと思うことでも、別の誰かが見たならば、それを“善”と解釈するかもしれない。正しいか正しくないか、判断するのは自分自身。その判断基準を法律に当てはめる人もいるならば、自分独自のルールに当てはめて判断する人もいることでしょう。

あなたにとって、“正しい”って何ですか?

デイアンドナイト
2019年1月12日から鹿児島県、1月19日から秋田県先行上映。2019年1月26日から全国公開
企画・原案:阿部進之介
脚本:藤井道人/小寺和久/山田孝之
監督:藤井道人
プロデューサー:山田孝之/伊藤主税/岩崎雅公
主題歌:大野奈々「気まぐれ雲」(作詞・作曲・プロデュース:野田洋次郎)
出演:阿部進之介、安藤政信清原果耶小西真奈美、佐津川愛美、深水元基、藤本涼、笠松将、池端レイナ、山中崇、淵上泰史、渡辺裕之、室井滋、田中哲司 ほか
©「デイアンドナイト」製作委員会
公式サイト https://day-and-night-movie.com/

八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。
機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。
初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。
トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com

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出典
ニッポン放送山田孝之初プロデュース映画が問いかける「善と悪はどこからやって来るのか」?

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