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学校に行く前に仏壇へお祈りする娘 一体何をお祈りしているのか聞いてみると

By - 産経新聞  公開:  更新:

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※ 写真はイメージ

産経新聞大阪版、夕刊一面で毎日連載中。一般の方から寄せられた600字のエッセー『夕焼けエッセー』。

さまざまな年齢、職業の人々がつづった等身大のエッセーをご覧ください。

気合の祈り

「今日も良い1日でした。ありがとうございました。部活も学校も充実して楽しかったです」

学校から帰ってくると小さな仏壇に手を合わせて、ぶつぶつ言ってる娘。

中学2年の娘は吹奏楽部で11月の大阪城ホールでの、マーチング全国大会出場を目標に日々、頑張っている。

生まれたときから、お寺参りをしている娘にとって手を合わせることは自然な日課。私の父、娘にとって祖父は毎朝6時にはお寺へ行きお参りしている。その姿も影響している。

先祖があって、今の自分たちが幸せに暮らせている。感謝の気持ちを込めて手を合わせる精神を受け継いでいる。

バレエを習っているときも、先生に怒られませんようにと小さい手を合わせ泣きながら、レッスン場へ。中学受験のときもあこがれの中学に合格できますようにと、気合を込めて手を合わせて塾へ。手を合わせることで自身への、気合となっており、夜中祈っている姿は真剣。祖父には尼さんになったらどうかと言われるほど。

「今日も良い1日でありますように。勉強や部活が充実していますように。そして授業中眠たくなりませんように」

えっ、寝てるのかと、耳を疑うような言葉を残して、早朝元気に学校へ出発。1日のスタート、気合が入り始まります。後ろ姿を見送り、若さはまぶしい、私も負けないようにと自身に気合を入れ掃除機を握りました。

高知県 45歳 

産経新聞 2017年11月06日 ーより

[提供/産経新聞 ・ 構成/grape編集部]

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