grape [グレイプ] lifestyle

日本は本当に「水の豊かな国」なのか? ”目に見えない水”に考えさせられる

By - grape編集部  公開:  更新:

Share Tweet LINE コメント

「バーチャルウォーター」という言葉をご存知でしょうか。

仮想水とも呼ばれる、目に見えない水の問題が今、注目を集めています。

バーチャルウォーターとは、食料を輸入している国(消費国)において、もしその輸入食料を生産するとしたら、どの程度の水が必要かを推定したものであり、ロンドン大学東洋アフリカ学科名誉教授のアンソニー・アラン氏がはじめて紹介した概念です。

環境省 ーより引用

簡単に言えば、その品物を作るのに使われる水の量のこと。

日本は海外から食品などを大量に輸入していますから、バーチャルウォーターの量もかなり多くなっています。

14786_00

出典:環境省

では、どんなものにどれくらいの水が使われているのでしょうか?

リトアニア人のEglė Plytnikaitėさんのイラストが分かりやすいので紹介します。

肉や卵を生産するには

牛肉を1kg生産するためには、15000リットルもの水が使われています。
これは、大きめのバスタブ250個を満たした量に匹敵します。

14786_01

出典:behance

豚肉1kgでは、6000リットルの水が必要。
これは188回シャワーを浴びた時の水の量と同程度。

14786_02

出典:behance

卵1つを生産するのに、196リットルもの水が使用されます。
たった1つの卵のためにグラス784杯分もの水が使われているなんて…驚きです!

14786_03

出典:behance

チョコレート1kg。必要な水の量は、なんと17000リットル
これは、外国の家にあるようなプールをたっぷり満たすのに十分な水の量なのだそう。

14786_04

出典:behance

野菜を生産するには

トマトは少なめで、1kgあたり214リットル。じゃがいもも1kgあたり287リットルの水で栽培できます。

14786_06

出典:behance

バナナ1kgは790リットルが必要で、さやいんげんの栽培には586リットルの水が使われます。

14786_08

出典:behance

トウモロコシ1kgには1211リットル、小麦1kgには1892リットルもの水が用いられます。

14786_05

出典:behance

1つの商品のために使われている水の多さに驚いた、という人も多いのではないでしょうか。

普段、何気なく生活をしているだけでは、様々な食品を作る上で、こんなにも多くの水が使われていると意識することはないでしょう。しかし、日本が輸入品に頼っている以上、生産国の”水”にも頼っているのだということを知っておいてください。

安くて手軽な外国製の商品を否定するわけではありませんが、これは日本だけの問題ではありません

「豊かな国」に暮らす私たちが出来ることは何なのか…考えてみませんか?

出典
How much water do you eat?環境省

Share Tweet LINE コメント

page
top