猫嫌いな女性が出会った痩せっぽちの三毛猫 それは人生を変える出会いだった By - ニッポン放送 作成:2019-01-29 更新:2019-02-01 ニッポン放送ペットと一緒に Share Tweet LINE 【ペットと一緒に vol.129】 猫嫌いなのに猫を保護~気づけば自腹で築地市場の猫のTNR活動をスタート 猫が苦手だった竹内美根子さんは、ある日その後の人生を変える運命の猫に出会いました。地域猫のエサやりや里親探し、ついには築地市場の猫を捕獲して避妊・去勢手術をする活動にいそしみ、2005年に新設された東京都中央区の動物との共生推進員になり……。 今回は、竹内さんの猫ライフの前編を紹介します。 猫好きではないけれど……なぜか いまから約20年前、東京都中央区に暮らす竹内さんは、運命の三毛猫に出会いました。 「勤め先から自転車で帰宅しているとき、ニャ~ンと言いながら痩せっぽちの三毛ちゃんが寄って来たんです。私はかわいそうだと思うとつい助けたくなる性分なのと、人や生き物にごはんを食べさせるのが大好きなんです。だから、そんなに猫が好きじゃないけど、気づいたら食べ物をあげていました(笑)」。 気になって三毛猫を連れて帰った竹内さんは、さっそく三毛猫の新しい家族を探し始めたのだとか。 「さっそくピザの宅配のお兄さんに相談したら、なんと、飼ってくれることに。ところが同居している父親が猫アレルギーを発症してしまったみたいで……。それでもそのお兄さん、三毛猫ちゃんを家族に迎えてくれる友人を見つけてくれたんですよ」。 竹内さんが保護した猫のうちの1匹 初めての保護猫の里親探しがとんとん拍子に進んだからこそ、竹内さんは猫の保護活動の道へ迷いもなく入って行けたのだと考えているそうです。 初めて猫を飼うことに 「私はミネコと言いますが『ネコが名前に入っているから、きっと猫に縁のある人生になるんだよ』と、夫や友人が教えてくれたんです。ほんと、自分では気づいていなかったけど、そうなのかもしれませんね」と、竹内さんは笑います。 それでも三毛猫の里親探しのあと、中央区の晴海にいる地域猫の世話をしていた友人から、旅行中の猫のエサやりを頼まれたときのことは「ちょっとした恐怖体験でした」と、竹内さん。 「エサを持って行ったら、ワラワラワラ~って猫が10匹以上出て来たんです。その頃はまだ猫が好きじゃなかったから、たくさんの猫に囲まれてただただ怖かったですね」とのこと。 エサやり場では春になると子猫がたくさん生まれます 晴海のエサやり場である日、竹内さんはふわふわの子猫を見つけたそうです。 「薄汚れていて具合が悪そうだったので、連れ帰ろうと思いました。ハラハラしながらバスタオルをかぶせてみたら、あっさり捕獲できて(笑)。看病をして元気になったところで、トリミングサロンに連れて行きました。迎えに行ったら、まぁびっくり! 白い長毛がゴージャスに輝く、見事な美猫ちゃんだったんですよ」(竹内さん)。 その猫が、竹内さんが初めて飼ったプリンちゃんです。 プリンちゃんは、いつしか先住ウサギを抱えて眠るように… 次のページへ 1 2 出典ニッポン放送/猫嫌いなのに猫を保護~気づけば自腹で築地市場の猫のTNR活動をスタート Share Tweet LINE
【ペットと一緒に vol.129】
猫嫌いなのに猫を保護~気づけば自腹で築地市場の猫のTNR活動をスタート
猫が苦手だった竹内美根子さんは、ある日その後の人生を変える運命の猫に出会いました。地域猫のエサやりや里親探し、ついには築地市場の猫を捕獲して避妊・去勢手術をする活動にいそしみ、2005年に新設された東京都中央区の動物との共生推進員になり……。
今回は、竹内さんの猫ライフの前編を紹介します。
猫好きではないけれど……なぜか
いまから約20年前、東京都中央区に暮らす竹内さんは、運命の三毛猫に出会いました。
「勤め先から自転車で帰宅しているとき、ニャ~ンと言いながら痩せっぽちの三毛ちゃんが寄って来たんです。私はかわいそうだと思うとつい助けたくなる性分なのと、人や生き物にごはんを食べさせるのが大好きなんです。だから、そんなに猫が好きじゃないけど、気づいたら食べ物をあげていました(笑)」。
気になって三毛猫を連れて帰った竹内さんは、さっそく三毛猫の新しい家族を探し始めたのだとか。
「さっそくピザの宅配のお兄さんに相談したら、なんと、飼ってくれることに。ところが同居している父親が猫アレルギーを発症してしまったみたいで……。それでもそのお兄さん、三毛猫ちゃんを家族に迎えてくれる友人を見つけてくれたんですよ」。
竹内さんが保護した猫のうちの1匹
初めての保護猫の里親探しがとんとん拍子に進んだからこそ、竹内さんは猫の保護活動の道へ迷いもなく入って行けたのだと考えているそうです。
初めて猫を飼うことに
「私はミネコと言いますが『ネコが名前に入っているから、きっと猫に縁のある人生になるんだよ』と、夫や友人が教えてくれたんです。ほんと、自分では気づいていなかったけど、そうなのかもしれませんね」と、竹内さんは笑います。
それでも三毛猫の里親探しのあと、中央区の晴海にいる地域猫の世話をしていた友人から、旅行中の猫のエサやりを頼まれたときのことは「ちょっとした恐怖体験でした」と、竹内さん。
「エサを持って行ったら、ワラワラワラ~って猫が10匹以上出て来たんです。その頃はまだ猫が好きじゃなかったから、たくさんの猫に囲まれてただただ怖かったですね」とのこと。
エサやり場では春になると子猫がたくさん生まれます
晴海のエサやり場である日、竹内さんはふわふわの子猫を見つけたそうです。
「薄汚れていて具合が悪そうだったので、連れ帰ろうと思いました。ハラハラしながらバスタオルをかぶせてみたら、あっさり捕獲できて(笑)。看病をして元気になったところで、トリミングサロンに連れて行きました。迎えに行ったら、まぁびっくり! 白い長毛がゴージャスに輝く、見事な美猫ちゃんだったんですよ」(竹内さん)。
その猫が、竹内さんが初めて飼ったプリンちゃんです。
プリンちゃんは、いつしか先住ウサギを抱えて眠るように…