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国内でも危ぶまれる南北朝鮮の異常な接近

By - ニッポン放送  公開:  更新:

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(2月5日放送)にジャーナリストの有本香が出演。日米と朝鮮半島の関係について解説した。

トランプ大統領が在韓米軍縮小や撤収を否定

アメリカのトランプ大統領は3日に放送されたアメリカCBSテレビのインタビューで、在韓米軍の縮小、撤収について「計画はない、議論もしていない」と否定した。今月末に予定されている米朝首脳会談で、在韓米軍の縮小などを譲歩策として提案するのではという懸念があったが、その問題を払拭した形になっている。

飯田)一方でトランプさんは「在韓米軍4万人を維持するのは大変な財政負担だ」とも語っています。将来のことはわからないということですね。

有本)トランプさんは大統領選のときから言っていますからね。在韓米軍だけでなく日本のことも言っていたわけですけれど。ただ、いま韓国国内でも、このまま文在寅政権の状況が続くと、本当にアメリカとの同盟関係が壊れるのではないかという危機感が高まっていて、報道でも出て来ています。ネット上の書き込みにもそういう声が増えている、と韓国のメディア関係者から聞きました。

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20日、白頭山の山頂で記念写真に納まる金正恩朝鮮労働党委員長(左から2人目)と南朝鮮(韓国)の文在寅大統領(右から2人目)。両端は李雪主夫人(左)と金正淑夫人=2018年9月20日 写真提供:時事通信

北朝鮮に近すぎる韓国

有本)いちばん恐れるのは、外から見ていると年末のレーダー照射問題からもわかるように、表に見えている以上に青瓦台が平壌と近いのではないかということです。このまま韓国は北朝鮮と一緒になるのではないかという論調もありますが、もちろん韓国国内にもそれを警戒する声はあります。北朝鮮に引きずられていく警戒感と同時に、アメリカとの同盟が破綻する危機感も強まっています。日本に対しての態度も含め、韓国には軌道に戻って貰う必要がありますよね。軌道に戻って貰うには説得を続けたから良いという問題ではなく、特にレーダー照射については厳しい姿勢が必要です。日本側ははっきりとした意思を示して行くべきだと思います。

飯田)遺憾だけで済まさずということですよね。

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海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制レーダーを照射した韓国海軍の「クァンゲト・デワン」級駆逐艦。[防衛省提供]=2018年12月21日 写真提供:時事通信

日韓問題~他者依存をやめて自分たちで意思表明をするべき

有本)情報公開さえすれば、国際社会が良識に基づいて日韓の間のことを判断してくれるだろう、という他者依存的な考え方はやめるべきですよね。

飯田)国際社会性善説みたいなね。

有本)日韓の問題はあくまで日韓の問題で、世界はそんなことに関心を払っているほど暇ではありません。日本が韓国に対して「これは相容れない」という意思表示をしっかりとすること。米韓の安全保障は日本にとっても非常に重要なわけですよね。韓国側も、日米同盟があることによって米韓同盟が担保されている関係を再認識して貰う意味からも、日本と韓国の関係が正常化する必要があります。その正常化のためには「仲良くしましょう、理解し合いましょう」というだけでは難しいところです。

飯田)もはやこちらが何か譲歩するフェーズではないですよね。

有本)関係の正常化のために、建設的な摩擦が必要だと思います。あるいは距離を取ることも必要だと思います。

飯田)友達関係と同じですよね。ズルズルと引きずられて相手の言うことを聞いているのは親友ではない。

有本)これからの米朝首脳会談で、結局日本もこれに対しての期待が高まります。そのなかで韓国という存在が今後どうなって行くかは、日本にとっても重要な話になって来ますものね。

飯田)まさに安全保障に直結するというか、文在寅政権の姿勢がそのまま大韓民国という国のデフォルトになってしまうと…そういうことですよね。

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2019年1月18日、北朝鮮の金英哲朝鮮労働党副委員長(右から4人目)と面会するトランプ米大統領(左端)[ホワイトハウスのスカビノ・ソーシャルメディア部長のツイッターより]=写真提供:時事通信

前回の米朝会談も、最終的に成果は無かった

有本)そうすると、アメリカや日本との関係も破綻の方向に向かうということを言わざるを得ないです。いま米朝首脳会談をやる話になっていますが、去年米朝首脳会談をやって飯田さんも私もシンガポールへ行きましたが、ほとんど成果は無かったですよね。

飯田)あのときも我々は狐につままれたような「あれ、これでおしまい?」と思ったのを覚えています。日本に帰るとメディアは喧伝して「これで平和が訪れる、冷戦が終わるんだ」なんて報道もありましたが。

有本)全く何の意味も無かった。文在寅大統領は、その前からずっと北とのパイプ役みたいなことを嬉々として買って出ておられましたが、その後アメリカのメディアからも「あの人は北朝鮮の首席補佐官じゃないか」みたいなことを言われたりしていて、韓国の立ち位置が何だか分からなくなってしまったこの半年だと思うのですよ。これは世界平和、東アジアの安定のためには全くよろしくないことなので、全体を正常軌道に戻して行く。日本側もいままで思考停止で、北朝鮮との緊張した関係があるから韓国とは何が何でも協調しなければいけないという呪縛を見直す必要があります。日本から韓国にはっきりと意思を表明して行くべきでしょう。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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ニッポン放送国内でも危ぶまれる南北朝鮮の異常な接近

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