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消火活動を妨げ火災の悪化を招く ドローン利用のモラルが改めて問われる

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Wikipedia

遠隔操作が可能なことから、普段は見ることの出来ない”鳥のような”目線の映像を撮影することができる…。

そんな理由から、利用者も増加し人気も高まっているドローン。しかし、世界中でさまざまなトラブルの原因ともなっています。

日本では、人が多く集まるお祭りでドローンを飛ばした少年が話題になったことも、記憶に新しいでしょう。

利用者のモラルが問われる中、アメリカでは頭の痛い事件が起きてしまいました。

消火活動の妨げに

2015年6月末、カリフォルニア州で発生した火災の消火活動が、ドローンによって妨げられていたことが分かりました。

消防士が飛行機にて断熱材を運ぼうとしていたところ、誰かが現場でドローンを飛ばしていました。

ドローンとの衝突をさけるため、飛行機は撤退。火事は悪化した上に、断熱材の運搬失敗で1万5000ドル(約184万円)近い損失がでたそうです。

今回、消火活動を邪魔したドローンは2機。火災現場にいた1機目は4フィート(約1.2m)もの大きさで、まさに断熱材落下を予定していた地点の周辺を飛んでいました。

もう1機は、断熱材の運搬を失敗した飛行機が、基地に戻った付近で遭遇。こちらは、連邦航空局(FAA)の規定よりも3倍近く高い場所を飛んでいたそうです。

ドローンを飛ばしていた本人たちは、まさかそんなことになるとは思っていなかったのかも知れません。しかし、実際にこうして損害が出ている以上、起訴されることもあります。

火災が撮影された映像

その時に撮影されていたものではないようですが、火災現場をドローンで撮影していた映像があります。

映像は、ドローンが道路から飛び立つところから始まります。

緑の多い住宅街の中で、1件の民家から煙が上がっています。家の前に停められた消防車と、そこから伸びるホース。行き交う消防士たちの様子もよく見えています。

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出典:YouTube

映像を見ていると徐々に高度を下げ、どんどん燃えている家に近づいていきます。

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出典:YouTube

最後は消防士にホースの放水で追い払われますが、結局、約14分もの間撮影をしていました。

迷惑になっていることは明白で、一度追い払われたにも関わらず、ドローンの操縦者はさらに撮影を続けようとしています。

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出典:YouTube

消火活動や災害時の救援、その他にもドローンが大いに役立つ場面がある一方で、こうしたケースが起こるのだという事実について、日本でも一刻も早く対策を取らなくてはいけません。しかし、まだまだ規制法案は荒削りで、今後も大きな問題になる可能性は残ったまま。

SNSなどを通して「珍しいもの」が求められる風潮を含めて、利用者のモラルが問われます。

出典
LA TIMESDJI00007

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