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キラキラネームの高校生が改名の申し立て 理由に胸が締め付けられる

By - grape編集部  作成:  更新:

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奇抜で個性的な名前を指す『キラキラネーム』という言葉が社会に定着して久しい現在。

『キラキラネーム』で育ってきた子どもたちの中には、義務教育の期間を終えた人、成人し社会に出ている人も多くいることでしょう。

大学進学を控えているあかいけ(@akaike_hardtype)さんも、『王子様(おうじさま)』という個性的な名前で育ってきた、いわゆるキラキラネームの持ち主。

ただ、正確には「持ち主だった」というべきでしょう。

2019年3月7日、あかいけさんは、自身の名前を変更した高校生として一躍話題になりました。

キラキラネームだった過去

名前を変更する際には、名前の変更を求める理由や、もともとの名前で生じた過去の支障について答えなければなりません。

あかいけさんが記入した書面からは、キラキラネームの持ち主が立たされているリアルな現場が見えてきます。

書面には、次のように書かれていました。

名前の変更を必要とする具体的な理由

・大学に進学し多くの人と関わるようになるため、名前で侮られてしまわないようにしたい。
・みじめな思いをした経験があるので、これからの長い人生でそのようなことが起こらないようにするため。
・命名について両親の間での協議はなされておらず、母親の独断で命名されてしまっている。

もともとの名前を使用することで生じた、具体的な支障

・自己紹介をした時に、笑われてしまうことがある。
・何度も名前を聞き返されてしまうことがある。
・名前をバカにされ、みじめな思いをしたことがある。
・病院などで名前を放送してもらった時に、周囲がザワついてしまい、恥ずかしい気持ちになる。
・不必要に有名になってしまい、ショッピングモールで知らない人から陰で「あれ、王子様じゃない?」などといわれ、不愉快な思いをしたことがある。

あかいけさんは、今後『肇(はじめ)』という名前で生きていきます。

この『肇』という名前は、あかいけさんが尊敬する僧侶からもらったものであり「過去の思いを断ち切って、新しい人生を始める」という意味が込められているといいます。

山梨県で初の改名

なお、キラキラネームであることを理由に名前の変更を行ったのは、あかいけさんが暮らす山梨県では初の事例とのこと。

だからこそ、あかいけさんは自身と同じくキラキラネームで悩む人に対して、こんなエールを送っています。

「名前の変更は15歳からできる。判例もあるので、十字架を背負った仲間のみんなも、希望を持って改名にチャンレジしてくれ」

あかいけさんのツイートは大きな反響を呼び、各メディアでも取り上げられています。ツイート自体にも、さまざまなコメントが寄せられていました。

・同じ山梨県内に住んでいるものです。あなたのフルネームは、面識のない自分でも聞いたことがありました。関わりのない人にまで名前が知られているのは大変だったと思います。

・名前は、1人の人間に一生付きまとうものと理解した上で、名付けるべきだと改めて思った。

・自分も名前の変更を申し立て中です。今後、銀行などの手続きが大変かと思いますが、頑張ってください。

キラキラネームに対し、「すぐに覚えやすい」「会話のきっかけになる」といった前向きな考えもあります。

また、個性的な名前を『強み』ととらえ、うまく付き合っている人もいることでしょう。

しかし、キラキラネームであることで、名前を笑われ、指をさされ、恥ずかしさを味わっている人がいるのも事実。そして、その苦しみや悩みは、本人にしか分かりません。

あかいけさんの事例で、勇気付けられた人は多いはずです。


[文・構成/grape編集部]

出典
@akaike_hardtype

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