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コンビ愛とは、可笑しくて深くて、愛おしい。

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第605回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、4月19日に公開された『僕たちのラストステージ』を掘り起こします。

伝説お笑いコンビの晩年の実話を映画化

ローレル&ハーディというコメディアンをご存知でしょうか。チビで気弱なスタン・ローレルと、デブで怒りんぼのオリバー・ハーディは、サイレントからトーキーの時代にかけて活躍したお笑いコンビ。1927年から1950年にかけて107本もの映画に出演し、日本でも“極楽コンビ”の愛称で親しまれ、公開作品にはローレル&ハーディの出演作だと分かるように『極楽』という言葉がタイトルに付けられることが多かったとか。

チャップリンやバスター・キートンと並んで、後世に大きな影響を及ぼしたローレル&ハーディ。今日、2人の影響を受けていないコメディアンはほとんど存在しないとさえ言われています。

ハリウッドの映画創成期を支えたローレル&ハーディの晩年の実話を描いた映画が、日本でも公開。全盛期を過ぎた2人が1950年代初頭にイギリスでホールツアーを行っていたという事実をもとに、究極の“友情”と“愛”の物語を紡いでいます。

かつてはハリウッド・コメディ界の頂点に君臨していた、スタン・ローレルとオリバー・ハーディのお笑いコンビ“ローレル&ハーディ”。絶頂期から10年以上が経過した1953年、彼らはイギリスでホールツアーを開始する。しかし彼らはすでに“過去の人”で、待遇は悪く、客席もガラガラ。それでも互いを笑わせながら過酷なツアーを続ける彼らは、努力の甲斐あって、次第にファンを取り戻して行く。

ところがある日、ちょっとした口論をきっかけに、オリバーはコンビ解消を決意。スタンも引退を告げるが…。

実在するローレル&ハーディの代表作を劇中に散りばめ、この映画そのものがまるでローレル&ハーディの作品であるかのように作られた本作。そこにはメガホンを取ったジョン・S・ベアード監督をはじめとするスタッフ・キャストの彼らに対するリスペクトを感じずにはいられません。

長年人生をともに歩んで来た2人が、晩年に差しかかって改めて気づく、互いへの愛情と“演じる”ことの大切さ。本作を見終わったとき、きっとあなたは、ローレル&ハーディの人生にスタンディング・オベーションしたくなるはず!

僕たちのラストステージ
2019年4月19日(金)から新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー
監督:ジョン・S・ベアード
脚本:ジェフ・ポープ
出演:スティーヴ・クーガン、ジョン・C・ライリー、シャーリー・ヘンダーソン、ニナ・アリアンダ、ルーファス・ジョーンズ、ダニー・ヒューストン ほか
©️eOne Features (S&O) Limited, British Broadcasting Corporation 2018
公式サイト http://laststage-movie.com/

八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。
機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。
初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。
トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com

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出典
ニッポン放送コンビ愛とは、可笑しくて深くて、愛おしい。

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