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8月に衆参ダブル選挙もあり得るいくつかの理由

By - ニッポン放送  公開:  更新:

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(4月24日放送)に数量政策学者高橋洋一が出演。自民党の二階幹事長が中国の国際会議に出席するというニュースについて解説した。

政治 会見に臨む自民党・二階俊博幹事長=2019年2月26日午前、国会内 写真提供:産経新聞社

自民党二階幹事長が中国を訪問~一帯一路国際会議に出席

自民党の二階幹事長は安倍総理の特使として中国を訪問する。期間は29日まで。24日に習近平国家主席とも会談する予定で、26日には北京で開かれる中国の経済圏構想「一帯一路」に関する国際会議に出席する予定である。

飯田)総理は習近平国家主席宛ての親書を二階幹事長に託しているということだそうです。日中関係はどうなって行くことが望ましいのか。

高橋)少しずつ中国が日本に擦り寄っています。これはいつもの、アメリカとの関係が悪くなると日本に来るというパターンが今回も出ていますよね。中国が擦り寄って来ているから、無下に扱ってはいけないなということで、それには二階幹事長は適任ですよね。一帯一路そのものではなくて国際会議ですから。いちばん体のいいやり方で、中国からお話が来たら行きますよという感じでしょうね。

飯田)二階幹事長はもともと中国が専門の人ですから。

高橋)日中もほどよく国益を害さない程度にやっていただければいいということではないでしょうか。

アジアのなかでは日本の経済状況はいいほう

飯田)経済の先行きは中国も怪しくなって来ているのですか?

高橋)米中貿易戦争でいちばん中国が割を食うのは予測されていたことです。その次はアメリカですけれど、アメリカの方は景気が良いから余裕がある。中国は切羽詰まって来ているかもしれません。

飯田)一時期は中国が割を食った分だけ、日本に関してはむしろプラスではないかということもありましたけれど。ここに来て足を引っ張られている感じがします。

高橋)もちろん引っ張られます。相対的な問題ですよね。中国への依存度を考えて、米中の話があったときにサプライチェーンはマイナスになるのですよ。米中に輸出しているところは必ずマイナスになります。代替輸出という、中国なりアメリカの代わりというものがあって、そのプラスマイナスの話です。それで計算すると日本は比較的いい方の国です。それほど落ち込まないというレベルですよね。

飯田)周りよりは落ち込まないと。

高橋)韓国よりは落ち込まない。

飯田)それは貿易の依存度の問題?

高橋)そういう話が関係します。日本はアジアのなかでは比較的よい方の国ですね。

5月に出る景気動向指数によって政治が動き出す

飯田)日本国内の経済指標も個別に発表されて来て、特に今年の1~3月期については軒並みあまりよくない。

高橋)そうなると解散総選挙とすぐ言いますが、その前にいろいろな手順があって5月13日に景気動向指数が出ます。これがいちばん最初ですね。これで3月期の動向指数が出るので、1月から3月のGDPはほとんど計算できます。
5月20日に出ますけれども、予想としてはよくないですね。景気動向指数もよくないですし、1~3月のGDPもよくない。よくないというものが出たら、そのあと、どうなって行くかということで、動き出すと思いますよ。
その前までは指標が出ていないから、政策変更をやりようがない状態です。この1週間の安倍総理の外遊や改元の1週間、そういうものでいろいろなことが巻き起こって来て、だから観測気球がいま上がっているのですけれど、それで5月13日に変な数字が出たら「どうする」ということになって、そこから動き出して行くと思いますけれどね。

飯田)そこで動き出すというよりは、もう既に予測している?

高橋)予測しておいて、次はどういう手を打って行くかと、政治家はみんな考えていると思いますよ。

飯田)そういう話をすると盛り上がったりしますよね。「こういうケースはこうで」とか。

高橋)景気動向指数は5月13日と20日に悪い数字が出るのは間違いないと思います。そうすると次はどうするか。この後にG20があるでしょう。いま外遊しているときに、本当は「経済政策はどうするの」と話しているところだと思いますけれどね。

飯田)これは表に出て来ないということですか。

高橋)それは出ないでしょう、G20に向けての話なのだから。でもG20の話があったときに、日本だけが増税しますと、なかなか言いづらいのです。格好つけたいのであれば、政治家は「G20の議長国の日本が世界経済を引っ張ります」というようなことを言いたくなるのです。
積極財政したり、金融緩和して世界経済をリーダーとして引っ張って行くという可能性はあります。そうすると消費増税はしにくくなる。

8月に衆参ダブル選挙もあり得る

飯田)いま開いている国会は6月26日が会期末で、それを前提とすると7月21日が投票日となると。

高橋)最後までやったら21日に限定されてしまいますけれど。その前まで解散できるということがあるでしょう。それを考えると6月30日から延長もできるため、8月の中下旬までダブル選挙の可能性はあります。

飯田)萩生田さんが先日、6月の日銀短観の数字と言って、それは7月1日?

高橋)だから延長前提ですよ。延長をいつまでするかにもよるのですが、8月も参院が残っていて、参院選ができるという状況になるのですよ。

飯田)任期を越えてもできるということですね。

高橋)だからそういう話を言っただけなのです。短観は経済政策として遅いのですよ。5月13日と20日にほとんどわかるから、短観を見るまでもないのです。あれは短観を見るということではなくて、「延長もあり得る、ダブルするときは8月もあり得る」と言っただけなのです。それは安倍総理の選択肢を広げているだけです。

飯田)総理側近の萩生田さんが言っているということは、萩生田さん個人の見解のはずがないだろう。

高橋)見解のはずですよと言うのですよ。

飯田浩司のOK! Cozy up!
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ニッポン放送8月に衆参ダブル選挙もあり得るいくつかの理由

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